カヌースラローム競技でアジア勢初の五輪銅メダリストの羽根田卓也(37・ミキハウス)が、パリオリンピック™後初シリーズとなる大会(日本選手権、19日・NHK杯、20日、東京・江戸川区)で優勝を果たした。
9月には体調を崩して本格的な練習は出来ていないという羽根田は、19日の日本選手権で2位と優勝を逃したが、20日のNHK杯ではノーミスで勝利。レース後、「しっかりと勝つことができたので、良い姿を見せられたのかと思います」と振り返った。
5大会連続の五輪出場となったパリ大会では準決勝敗退。今後の去就について「パリ五輪が終わって本当に集中してやってきて、今シーズンの大会が、今日終わって自分の中で、ひと区切りするタイミングでもあるので、自分と向き合って、周りの方々と相談して決めていきたいと思います」と春先かもしれないし、来月かもと結論を急がずに、ゆっくりと決めると話した。
また、このオフにやってみたいことを尋ねられると「自然とふれあいたいです。クジラを見に行ったりとか、大自然の中でスキーやスノーボードをやったりとか、壮大な景色を見るのが好きなので。そういう時間を作ると、また違うものが見えてくるかと」。37歳のベテランが、次の目標を探す旅に出る。
■羽根田卓也(はねだ・たくや)
1987年7月17日生まれ、愛知県豊田市出身。身長175cm、体重70kg
北京五輪14位、ロンドン五輪7位、リオデジャネイロ五輪ではカヌーで日本人初となる銅メダル 、東京五輪10位、パリ五輪準決勝敗退。2014仁川アジア大会、2018ジャカルタアジア大会で金メダル。
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