■プロ野球 CSファイナルステージ・第6戦 巨人 2-3 DeNA(21日・東京ドーム)
DeNAは巨人に勝利し2017年以来、7年ぶり4度目となる日本シリーズ進出を決めた。
試合は2点ビハインドも森敬斗(22)、フォード(32)の連打で同点に。2ー2の同点で迎えた9回表、2死三塁から牧秀悟(26)の一打が試合を決めた。
前日の試合では0ー0で迎えた5回裏、2番手・山﨑康晃(32)がマウンドに上がるも中山礼都(22)にソロ本塁打を浴び先制を許した。1点を追う打線は7安打も得点に結びつかず完封負け。2連敗となったDeNAは巨人にアドバンテージの1勝を含む3勝3敗とし逆王手をかけられる展開となった。
勝てば日本シリーズ進出が決まる大一番の試合、先発マウンドに上がったのはファイナルステージ第1戦でも登板したケイ(29)。中4日で登板となったケイはその第1戦、6回1安打無失点の好投を見せ初戦の勝利に貢献。スタメンは1番に桑原将志(31)、これまで先頭打者を務めていた梶原昂希(25)は7番での起用となった。
ケイと同じく第1戦ぶりの対戦となった巨人の先発・戸郷翔征(24)に対し打線は1回、先頭の桑原が遊ゴロ、2番・牧秀悟(26)が捕邪飛に。2死を奪われると3番・佐野恵太(29)は右飛に倒れ走者を出すことができず。
その裏、ケイの立ち上がりは先頭の長野久義(39)に四球を与え出塁を許した。2番・門脇誠(23)に送りバントを決められ得点圏に走者を背負うも3番・丸佳浩(35)を遊飛に打ち取り2死に。4番・岡本和真(28)を申告敬遠し2死一、二塁で迎えた5番・ヘルナンデス(29)の打球は遊ゴロも森敬が悪送球、その間に二塁走者の長野が本塁へ帰り先制を許した。
いきなり1点を追う展開となった打線は直後の2回表、この回先頭の4番・オースティン(33)が左安打、6番・戸柱恭孝(34)が中安打を放ち出塁。2死一、二塁の好機も8番・森敬は二ゴロに打ち取られ得点を奪うことができず。
1点差変わらず中盤に入り4回裏、先頭の6番・坂本勇人(35)に中二塁打で出塁を許すと続く7番・中山礼都(22)の左飛の間に坂本は三塁へ進塁。8番・岸田に四球を与えると1死一、三塁のピンチを背負った。すると9番・戸郷にセーフティスクイズを決められ2点目を失った。ケイはここで降板、4回途中64球2安打3奪三振4四球2失点の投球内容。なおも1死一、二塁から2番手・ウェンデルケン(31)がマウンドに上がると1番・長野を遊ゴロの併殺打に抑え追加点は与えず。
点差を2点に広げられ5回表、無死走者無しから7番・梶原が右安打で出塁すると続く8番・森敬がカウント2ボールからの2球目を振り抜きライトへの適時三塁打に。まず1点を返すと、無死三塁から代打・フォードにセンターへの適時打が飛び出し同点に追いついた。その後2死二塁とし戸郷は降板、巨人は2番手・高梨雄平(32)が登板。その高梨に対し3番・佐野は初球から振りにいくもセンターを守るヘルナンデスの好捕に阻まれた。
5回裏は3番手・坂本裕哉(27)がマウンドへ。2番・門脇を遊直、3番・丸から空振り三振を奪ったところで継投に入り3番手・中川颯(26)が登板。2死走者無しから4番・岡本和に左安打を放たれるも5番・ヘルナンデスを中飛に打ち取った。
2ー2で6回表、1死走者無しから5番・宮﨑敏郎(35)が中二塁打を放つと6番・戸柱の二ゴロの間に三塁へ。しかし7番・梶原は空振り三振に倒れ勝ち越す得点を奪うことができず。6回裏は中川颯が2イニング目のマウンドに上がると得点圏に走者を背負うも無失点に凌いだ。
終盤に入った7回表、巨人の4番手・バルドナード(31)に対し代打・蝦名達夫(27)、2番・牧が四球を選び出塁。2死一、二塁から3番・佐野はショートへの内野安打で繋ぎ満塁となった。しかし絶好機を迎え巨人の5番手・船迫大雅(28)に対し4番・オースティンは三ゴロに倒れ無得点となった。
7回裏は5番手・伊勢大夢(26)が登板し、先頭の途中出場、立岡宗一郎(34)を見逃し三振。2番・門脇に右二塁打を放たれると続く3番・丸の遊ゴロの間に三塁へ進めた。4番・岡本和は申告敬遠、2死一、三塁で5番・ヘルナンデスを見逃し三振に仕留めピンチも切り抜けた。
8回表、巨人は6番手・菅野智之(35)が登板。5番・宮﨑から始まる打線も三者凡退に終わった。その裏、伊勢が2イニング目のマウンドに上がると6番・坂本に右安打、8番・オコエ瑠偉(27)に左安打を放たれ1死一、二塁となるも続く9番・小林誠司(35)を見逃し三振、1番・立岡を右飛に抑えた。
同点のまま9回表、8番・森敬が右安打で出塁。続く代打・柴田竜拓(30)が送りバントを決め1死二塁に。1番・桑原は三ゴロも二塁走者の森敬は三塁を陥れた。2死三塁から2番・牧の打球はレフトへの適時打となり勝ち越しに成功。
1点リードとなり9回裏は6番手・森原康平(32)が巨人打線に反撃を許さず最後は4番・岡本和を中飛に打ち取り試合終了。勝利したDeNAは3連敗も最終戦を勝ち切り、日本シリーズに進出の切符を掴んだ。日本シリーズは26日から横浜スタジアムで開幕、日本一を目指しパ・リーグ王者ソフトバンクに臨む。
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