メジャーリーグ7年目で、ついに大谷翔平選手がワールドシリーズ進出を決めました。あすもニューヨークでの試合。優勝を決めることができるのでしょうか。

■世界一に突き進む大谷翔平選手 ワールドシリーズ進出決定

井上貴博キャスター:
結果だけ見ると10対5と差が開いたように見えますが、どちらに転んでもおかしくない好ゲームでした。

ドジャースは、見事、リーグ優勝決定シリーズを4勝2敗で勝ち抜け、ワールドシリーズ進出を決めました。

大谷選手は取材で「いよいよワールドシリーズですが?」と聞かれると「手術とか去年はいろいろありましたけど、1年でここまで来れて、あともう少しなので最後まで走り抜けたい」と答えました。

まさに世界一になるというのが、大谷選手の大きな目標の一つです。

21日の試合はシーソーゲームになりましたが、大谷選手の1打席目でヒットを打つシーンがありました。実は相手チームに1点先制されて、しかもミスで先制されてしまっていた嫌な流れを大谷選手が断ち切ったヒットになりました。

■大谷選手のココが凄かった!“野球少年”井上キャスター解説

第2戦で先発したマナエア投手に、この時は、まったく打てなかったんです。

マナエア投手は、変速の左ピッチャーで、前回の試合(15日日本時間)では、サイドスローで投げていました。

大谷選手はバットに当てることができず、腰が引けています。バットに当たっても、全然前に飛ばないという状況でしたが、なぜ打つことができたのでしょうか。

まず、マナエア投手がなぜ打ちづらいのかというと、通常、投げる際に足をまっすぐ踏み出すので、球の軌道はまっすぐになります。

しかし、マナエア投手は、右足を左に踏み出して、サイドスローから投げるんです。そうすると球の軌道が曲がっていきます。

左バッターの大谷選手からすると、背中側からボールがやってくることになります。大谷選手のみならず、左バッターが非常に打ちづらい軌道で、大谷選手は右足を開いて、構えるようにしていますが、それでも打ちづらいんです。

21日の打席では、外角の難しい球を執念でヒットにしました。

決して良いヒットとは言えませんが、この1本が出ていなかったらドジャースが負けていてもおかしくないと思いました。

メジャーリーグ取材歴30年 笹田幸嗣さん:
流れはメッツにあり、そして、ドジャースのみんなが難敵だと思っていたマナエア投手という状況です。前回は打てませんでしたが、ちゃんとヒットを打って塁に出て、ムードが変わったのは間違いありません。

ホラン千秋キャスター:
メッツには千賀投手もいるので、ちょっと残念だなという気持ちもありますが、日本人選手がワールドシリーズに進むというのは嬉しいですよね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
大谷選手の活躍は、もうコメンテーターとして、当てはまる言葉もなくなるほどです。

私が注目しているのは両チームの因縁対決です。私が知っている限り、ヤンキースとドジャースが対戦するのはワールドシリーズで最多なんですよね。

歴史を紐解いていくと、元々ドジャースはニューヨークにいました。ヤンキースもニューヨークなので、昔からのライバル意識があるのではないでしょうか。

ホランキャスター:
もしかしたら「俺らずっとニューヨークにいるのに、出ていっただろう」というようなファン同士のやり取りもあるかもしれませんね。

■「ドジャース」と「ヤンキース」は西と東の二大巨頭 例えるなら…「ドジャース」=USJ 「ヤンキース」=TDL 

井上キャスター:
西と東の二大巨頭と言われている「ヤンキース」と「ドジャース」を日本で例えてみたいと考えました。

【“二台巨頭”例えるなら…】
西:ドジャース
清水寺 
通天閣
京都・八ッ橋
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

東:ヤンキース
浅草寺
東京スカイツリー
東京ばな奈
東京ディズニーランド

ホランキャスター:
西と東で名門同士の一大対決ということになるわけですね。

井上キャスター:
笹田さんはどう見ていますか。

メジャーリーグ取材歴30年 笹田幸嗣さん:
勝つのは、4勝3敗でドジャーズ。大谷選手とジャッジ選手の戦いと言われていますが、私は大谷選手の方が状態がいいと思います。

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<プロフィール>
笹田幸嗣さん
メジャーリーグ取材歴30年
エンゼルスの新監督と交流も

ハロルド・ジョージ・メイさん
日本コカ・コーラ副社長やタカラトミー社長などを歴任
現在パナソニック社外取締役 アース製薬社外取締役など

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