■MLB リーグ優勝決定シリーズ・第3戦 メッツードジャース(日本時間17日、シティ・フィールド)
ドジャース・大谷翔平(30)がリーグ優勝決定シリーズ第3戦、敵地でのメッツ戦に「1番・DH」で出場し、4点リードで迎えた8回の第5打席に7試合ぶりとなるポストシーズン2号3ランを放った。
11打席連続ノーヒットと沈黙の打席が続いていたが、12打席ぶりの快音となった。
本拠地から移動し、敵地で迎えた第3戦はスタメンで名前がコールされるとニューヨークファンから大ブーイング。メッツの先発は右腕L.セベリーノ(30)で、ルーキーイヤーの2018年にホームランを放つなど、通算成績は6打数3安打1本塁打。昨年はヤンキース所属のセベリーノから2本のヒットをマークしていた。
この日の第1打席は初球から打っていったが一ゴロ。ド軍は2回に2点を先制し、大谷の3回の第2打席は四球で出塁して1死満塁のチャンスにつなげるも追加点なし。以降、右飛、空振り三振と快音響かず。だが、第5打席は甘く入ってきたボールを逃さずにフルスイングすると、完璧に捉えた打球は綺麗な弧を描いてスタンドへ。ポストシーズン2号はチームに勢いをつける貴重な一発となった。
優勝決定シリーズ(7回戦制)、本拠地での2戦で1勝1敗。第2戦の大谷は3打数ノーヒット(2四球)だった。本塁打はパドレスとの地区シリーズ初戦(6日)の同点3ラン以来。PS2戦目以降は計6試合で22打数4安打の2打点で、走者なしの打席では25打席ノーヒットと苦しい打席が続いていた。
前日会見では「素晴らしい緊張感の中でプレーできる喜びというか。この時期まで野球ができている喜びをまず感じています」と話し、ニューヨーク決戦については「ニューヨークに、敵地に来て、どういう風な感じなのかなっていうのは、また僕はそれはそれで初めてなので楽しみです」と語っていた。
大谷はこれでPS2号をマークし、日本人選手としては通算本塁打でカージナルスの田口壮に並び2位タイに。
【日本人選手のポストシーズン通算本塁打】
1位 松井秀喜(ヤンキース) 10本
2位 大谷翔平(ドジャース) 2本
田口壮(カージナルス)
3位 井口資仁(ホワイトソックス)1本
松井稼頭央(ロッキーズ)
岩村明憲(レイズ)
イチロー(ヤンキース)
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