阪神タイガースで守護神として活躍した藤川球児さん(44)が、岡田彰布監督からバトンを引き継ぎ、新監督に。10月15日、就任会見に臨みました。
―――今のお気持ちは?
「岡田監督が指揮をとられたこの2年間は非常に強く、チームも成熟してきたのを自分も見てきました。僕もチームの中から外から、両方で見てきたこともあったので、この流れになったのかなと。自分自身は全く分からなかったですけれど、愚直にまっすぐに仕事をしている中で、そういうこと(監督就任)が見えてきたというところで、お受けしました」
―――監督就任の理由は?
「理由ですか?特にないです。自然なのかなと。タイガースに18歳で入って、アメリカも行ったり、おそらくどんな道を選んでも、自分の中で正解にできるんじゃないかというところが、ここまでの自分の自信にもつながっています。うまくいかないことがあると周りは言うかもしれないですけど、僕はどちらにしても大丈夫だと思っています」
―――背番号は「22」に決定。思いは?
「正直、岡田監督にもらっていなければこだわりはなかった番号です。たくさんの番号をつけてきましたけれど、阪神タイガースでプレーしていく中で結果が良かったこと、それから皆さんの印象に残っていること、全て含めて考えたところ、番号も空いていますし、これはもう全てが流れのことなので、逆にそこに抗うほうがおかしいんじゃないかと」
―――今のチームの強みは?
「3点ほど取ったら、ゲームをきっちり終わらせてくれるというような『安定の野球』ですよね。そこは一番ベースにあります」
―――理想のリーダー像は?
「岡田監督です。岡田監督が残したこの思い、OBの方々が89年間残してきた思いをつないで、僕はまた次の世代につながないといけないと思いますから。任された期間を全うするので、皆さんも、おじいちゃんおばあちゃん、それからお子さんを連れて球場に来て、テレビの前でもラジオを聞いていても新聞を読んでも、『面白いな!』と言われるチームを作りにいきます。ぜひ応援よろしくお願いします」
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