■MLB カブス 0ー3 レッズ(日本時間30日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)

カブスは本拠地でシーズン最終戦を迎え、延長の末に完封負け。今季は83勝79敗でナ・リーグ中地区3位でポストシーズン進出を逃した。

メジャー3年目の鈴木誠也(30)はこの日は4打数1安打。今季は512打数145安打(打率.283)、21本塁打、78打点で終えた。

試合後、鈴木は1年を振り返り「よくないですね、全然。また来年がんばりたいと思います」と静かに語った。良くなかった部分については「全てですね」と話し、打撃に関しては21本塁打を放って2年連続20本をマークしたが「僕自身は納得してないんで、また頑張りたい」と反省しきり。

2年目は出場138試合で、今季は132試合。序盤の4月には右脇腹の張りで負傷者リスト(IL)入り、離脱期間もあった。「怪我が良くなかったですし、反省する点はたくさんあったので、オフに向けて頑張りたい。(スランプの)波はだいぶ減ったが、逆にいいなと思ったところがほとんどなかった。なんでダメだったかは頭に入ってて分かっているので、そこをしっかり来シーズンに向けてしっかりやりたい」と口にした。

打撃だけでなく守備と走塁の課題にも触れ「守備、走塁はしっかりやらないといけない。今年のオフはやることがいっぱいある。このままだと終わるだけなんで、しっかりとレベルアップしたい」と話し、続けて「優勝だったりワールドシリーズに出ることが目標なので、3年目でまだ一回も行けてないので、面白くはないので、来年は力になれるように」と奮起を誓った。

指揮官のカウンセル監督は「これまででベストなシーズンを送った」と評価したが、そのことについて聞くと「そう言ってくれるのはありがたいですが、僕自身は納得いってない」と手応えはないという。

今季は今永昇太(31)がチームメイトとして加わり「クラブハウスにいるだけで、一人か二人では違う。今年の今永さんの活躍は刺激になる。同じ日本で敵チーム同士だったのが同じチームでやるという嬉しさもある。今永さん今年はすごかったので、私生活含め見ていて勉強になることもたくさんあった」と話し、これまでにはないプラス面も力になったようだ。

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