■MLB ロッキーズ 1-2 ドジャース(日本時間30日 コロラド州デンバー、クアーズ・フィールド)

ドジャースの大谷翔平(30)はシーズン最終戦は4打数1安打1盗塁(打率.310)で終え、メジャー7年目で自身初のプレーオフに向かう。

シーズンの記録としてはキャリアハイの54本塁打、130打点、59盗塁をマークするなど、移籍1年目から歴史に残る活躍をみせた。

54本塁打はドジャース新記録(これまでは49本)。130打点は松井秀喜氏が保持していた116打点を上回り、59盗塁もイチロー氏の記録(56盗塁)を塗り替え、いずれも日本人最多と、打者に専念の1年は記録的な数字を残した。

さらに同数の本塁打と盗塁では、これまでの「42本塁打-42盗塁」(98年 A.ロドリゲス)を超えてMLB史上初の「43-43」を達成すると、最終的には「54-54」まで記録を大幅に更新した。

リーグ87年ぶりの三冠王はあと一歩届かなかったが、日本人初の本塁打&打点の“2冠”は確実とし、そして、メジャー26人目、DHでは史上初の「3割・30本塁打・30盗塁」の“トリプルスリー”を確定させた。

大谷はこの日の試合後、今季1番記憶に残っていることを聞かれると「うーん、1番はわからないですかね。その時、その時の嬉しさもありますし。これからまだポストシーズンがあるので。この先いい思い出がくるようにしたいなと思います」と話した。

これだけ高いレベルで出来た要因について「毎日同じルーティンをこなせたこと」と「周りのサポート」を挙げ、チームメイトはもちろん、大谷を支えてきた真美子夫人と愛犬・デコピンにも感謝の言葉を。「もちろん1人でいるより、野球以外を考える時間も多くなり、それがいい方向に自分の中で。よりグラウンドにいる時に野球に集中できるようになったのかなと思って。そこはもちろん感謝したいと思います」と話した。

明日「ブレーブスvsメッツ」のダブルヘッダーをもって、レギュラーシーズンの全日程が終了。ポストシーズンにおける第1シードが決まっているドジャースは、日本時間10月7日にプレーオフ初戦を迎える。

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