DeNAは25日、横浜スタジアムで行われた巨人との2連戦初戦に1ー0で完封勝利を飾った。3位で迎えたこの試合の勝利で首位・巨人とは6ゲーム差、2位・阪神とは4.5ゲーム差に。4位・広島とは1.5ゲーム差に広がった。
試合は3回裏、この回先頭の1番・梶原昂希(25)の一打から始まった。巨人の先発・戸郷翔征(24)に対しカウント1ストライクからの2球目、フォークを拾うと右安打に。梶原は出塁するとリーグ単独2位となる今季13盗塁目を決め得点圏に進塁。さらに続く2番・牧秀悟(26)の右飛の間に三塁を陥れると3番・佐野恵太(29)の二ゴロの間に本塁へ生還。結果的にこの1点が決勝点となり勝利に繋がった。
突破口を開いた梶原だがヒットを打ったのは4試合ぶり。直近3試合は中々結果を出すことができず不調に陥っていた。試合後に梶原が「状態が悪かったと思うんですけど毎日試行錯誤というか、何かちょっとでも変えていかないと上向きにはなっていかないので」と話したように試合前の打撃練習ではバットを短く持ち芯で捉えるイメージをつけ、打席の中ではフォームに動きを加え試した。その試行錯誤が結果として一打に現れ「やっとはまってくれた」と自身で確かな感触を掴んだ。
梶原は2021年にドラフト6位で神奈川大からDeNAに入団。プロ3年目の今季はここまでキャリアハイとなる82試合に出場、89安打、29打点を挙げている。打線では主に1番を任され俊足を活かしたチャンスメイクで得点に貢献。さらに8月9日のヤクルト戦(横浜スタジアム)では2022年4月12日の巨人戦(那覇)、プロ2打席目で放った初安打初本塁打以来となる今季第1号が飛び出しそこから現在は4号まで伸ばしている。
持ち味の俊足と打撃面でも勢いを増している梶原。この試合を「チーム全体として意味ある一勝」と振り返り熾烈なCS争いに自身の一打で勝利を呼び込む。
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