国民スポーツ大会は17日、佐賀市でローイングが行われ、佐賀の成年女子は銅メダルを獲得しました。中心選手の1人、唐津商業出身の國元悠衣選手はこのレースで現役引退。笑顔の最終レースとなりました。

【リポート・波佐間崇晃】
「以前はボート競技と呼ばれていたローイング競技。これから始まる舵手つきクォドルプルは4人の漕手と指示役1人の5人でチームを組みます。まもなく決勝です」

成年女子舵手つきクォドルプル決勝。佐賀、福井、東京、愛知の4チームで千メートルのタイムを競います。佐賀は1番手前のレーン。序盤は各チーム横並びで牽制し合います。
中盤から抜け出したのは愛知。その後を佐賀と東京が追いかけます。
熾烈な2位争いの末、佐賀と東京はほぼ同着。佐賀はわずかの差で惜しくも競り負けましたが、3位で銅メダルを獲得しました。
このレースで現役引退を決めていたのが、漕手の國元悠衣選手です。國元選手は唐津商業出身で、愛知県にある中部電力の社会人チームで活動。地元開催となる今回の国スポを節目に現役を退きます。

【ローイング佐賀代表 國元悠衣選手】
「本当は2023年に引退する予定だったんですけど、佐賀スポ(国スポ)があるので1年延ばして佐賀スポに向けて1年間やってきました。一番私が会場にいる中で楽しんだかなと思っているので、悔いのないレースができたと思う」

國元選手は、かけつけた高校時代の同級生たちにも祝福され、笑顔の花道となりました。また、成年男子舵手つきフォアでも佐賀は7位入賞と健闘しました。

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