プロ野球、オリックス・バファローズの比嘉幹貴投手が、今シーズン限りでの
現役引退を表明しました。

オリックス・バファローズ比嘉幹貴投手(41)
「10年15年やりたいなんて、1年目から思ってないですし、その時その時やっていて、気が付いたら15年目って形ですし。18まで沖縄で、そこからもう24年目ですかね。けど、周りからは訛りがぬけないって、すごくいじられています」

沖縄市出身、今シーズン、プロ15年目を迎えていたオリックス・バファローズの比嘉幹貴投手。

コザ高校から国際武道大、日立製作所を経て、2009年のドラフト2位でオリックス・バファローズへ入団。

持ち味は、サイドから投じる150キロ近いストレートに加え、フォームの変わらない変化球と、緩急をいかした投球術。

2014年には34試合連続無失点のパリーグ記録を打ち立てるなど、ここまで417試合に登板(15日時点)。一昨年の日本一にも大きく貢献し、ブルペンを支える名リリーバーとして活躍しました。

そんな比嘉投手が毎年、オフに必ず訪れていたのが、投手人生をスタートさせた母校のコザ高校。控えの内野手だった1年生のころに、その投げ方を見た監督から投手への転向を勧められました。

当時のコザ高校監督・平良博志さん
「ショートの3番目4番目くらいでノックをうけていたんですけど、その時も送球が全部1塁にストライクがいっていたので、面白いなという目では見ていました」

「ドラフト2位でオリックスさんがとってくれますよという連絡が、私に授業中あったんですけど、その時からワクワクしっぱなしで、毎年のように京セラには応援に行っていたので。それがなくなるのは少し寂しいですけど、やっぱり、ありがとうの一言ですね」

比嘉幹貴投手(41)
「今プロ野球選手も沖縄出身者が増えて頑張っているので、そういう姿を見てほしいなと。野球は楽しいんだぞ、面白いんだぞというところを見てほしいですね」

日本一奪回を目標に臨んだ今シーズンでしたが、左膝のケガもあり登板機会はわずか4試合。15日に球団のHPを通じ今季限りでの現役引退を表明した比嘉選手は、「色々なことがあった野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本当に幸せ者です」とコメント。

ファンやチームメートから親しまれた名リリーバーが、静かにユニフォームを脱ぐ決断を下しました。

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