■MLB パドレス 3ー1 アストロズ(日本時間17日、カリフォルニア州サンディエゴ、ペトコ・パーク)
パドレスのダルビッシュ有(38)が本拠地でのアストロズ戦に先発、6回、79球を投げて、被安打3、奪三振3、四死球2、失点0で防御率は3.21。復帰後、連勝で今季6勝目、日米通算202勝、野茂英雄氏を超えて単独2位となった。
前回11日のマリナーズ戦では5回3失点で約4か月ぶり、復帰後初勝利を挙げて、日米通算201勝と“レジェンド”野茂英雄氏に並ぶ2位タイとなったダルビッシュ、チームも首位ドジャースに3.5ゲーム差、直接対決も3戦残しており、大事な試合となった。
立ち上がり、1番・J.アルトゥーベ(34)には粘られたが9球目のスイーパーでセンターフライ、しっかり、先頭を打ち取り、1回は5球種の変化球を確認しながら無失点に抑えた。
するとパドレスは1回、2死二塁で4番・M.マチャド(32)がレフト前へタイムリー、打点王争い単独3位に浮上する99打点目を挙げた。
先制点をもらったダルビッシュは2回、先頭の4番・K.タッカー(27)をカーブでセンターフライ、5番・A.ブレイグマン(30)はスイーパーで空振り三振。その後は四球で走者を許したが、7番・J.ペーニャ(26)のサード方向へのボテボテのゴロに素早く反応し、好フィールディングを見せた。
3回にはこの試合、初ヒットを許したが、3つのアウトは全てカーブ、緩急を上手く使いアストロズ打線に的を絞らせずに抑え込んだ。4回もカーブ、スイーパーを上手く使い分けて、ここまで12個のアウトの内、カーブで5個、スイーパーで4個。ベテランの投球術を見せた。
1対0とリードのパドレスは4回、カブス・今永昇太(30)と共に新人王候補と言われている5番・J.メリル(21)がセンターへ24号ソロを放ち、追加点を挙げた。勝ち投手の権利のかかる5回、ダルビッシュは四球と内野安打で2死一、二塁のピンチで迎えるは1番・アルトゥーベ、ここでは151キロのシンカーで詰まらせてショートゴロ。無失点で切り抜けた。
6回には1死から3番・Y.ディアズ(25)を外角低め、際どいコースのスイーパーで見逃し三振、この判定にアストロズベンチが審判に猛抗議、ダルビッシュの絶妙なコントロールに鬱憤が爆発、打撃コーチが退場となった。
ダルビッシュは6回で降板、79球を投げて、被安打3、奪三振3、四死球2、失点0で防御率は3.21。中継ぎ陣が1点を失ったが、最後はかつて阪神・ソフトバンクで活躍したR.スアレス(33)が抑え、33セーブ目、ダルビッシュは復帰後連勝で今季6勝目、日米通算202勝で野茂英雄氏を超えて単独2位、トップの黒田博樹氏の203勝にあと1勝と迫った。
そして、首位ドジャースも勝利を収めたため、ゲーム差は変わらず3.5ゲームのままとなった。
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