パリオリンピック出場を決めているバスケットボール女子日本代表について。代表のメンバー入りを目指す新潟市出身の野口さくら選手の原点とオリンピックにかける思いを取材しました。
4月16日、新潟市北区のミニバスケットボールチーム「葛塚ウイングス」の練習に参加していたのは、バスケ女子日本代表の野口さくら選手です。
【野口さくら選手】
「今回、初めて(日本代表の)12人に選んでいただいて、初めてオリンピック(出場)を目指せる最初のところに立てたのかなと思う」
新潟市北区出身でこのチームのOGでもある野口選手。
子どもたちの前では和やかに練習に取り組んでいますが、Wリーグではアイシンウイングスのフォワードとして活躍!
今年2月、世界最終予選で日本がオリンピック出場を決めた試合でコートに立っていました。
その強みは、身長182cmの高さに抜群の機動力、そしてハンドリング技術を駆使した得点力です。
【野口さくら選手】
「ドライブするのはすごく好き。リングにアタックするところは小さいときからの強みなのかなと思う」
その原点にあるのが葛塚ウイングスでの練習です。
【野口さくら選手】
「きつい…でもやっぱり思い出す。同じことをやっていたので」
こうした練習で小学生のころから指先や手首を鍛え続けてきたことでハンドリング技術が向上。野口選手が武器とするドリブルやシュートの決定力につながっているといいます。
【野口さくら選手】
「ミニバスのときにやっていなかったら、今みたいな自分はいないんだなと、すごく感じる」
そんな野口選手を小学4年生のころから指導していたのが飯田厚コーチです。
【葛塚ウイングス 飯田厚コーチ】
「(代表入りは)うれしい。よく頑張ったと思う。(世界最終予選の)プレータイムは短かったけど、それ以外の仕事を相当やっているなと思ってずっと見ていた」
当時、結成間もなかったチームの中心選手として活躍していた野口選手は根性があり、努力家だったと振り返る一方で、ある一面も思い出していました。
【葛塚ウイングス 飯田厚コーチ】
「泣き虫で、よく試合中にぼろぼろ泣いていた。泣き虫だった。泣き虫さくらだった」
【野口さくら選手】
「けっこう泣いちゃうタイプで、怒られたらすぐ泣いちゃうみたいな感じだった。わりと心は弱かったかもしれない。今はだいぶ落ち着いたと思う」
泣き虫だった女の子が今では日本代表の一員に!
【野口さくら選手】
「『おめでとう』とか『これからオリンピック(出場選手に)選ばれるように頑張って』と言ってもらえると、すごく頑張ってよかったなと思えるし、もっと頑張らないといけない、すごく期待してもらっているんだなと。まずはそこに残れるように、自分自身やらなくてはいけないことを全力で頑張る」
パリオリンピックの代表メンバーに選ばれるために、今は練習に励み、ライバルとしのぎを削る日々です。
【野口さくら選手】
「(次来るときは)オリンピックのメンバーに残れたよというのを伝えられたらいいなと思うのと、欲を言えばメダルを持って来られるように頑張りたい」
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