■MLB カブス 12ー0 パイレーツ(日本時間5日、イリノイ州シカゴ、リグリー・フィールド)
カブス・今永昇太(30)が本拠地でのパイレーツ戦に先発し、7回、95球を投げ、被安打0、奪三振7、四死球2、失点0で防御率は2.99。“3番・DH”で先発した鈴木誠也(30)は4打数2安打で打率は.277となった。
連勝と勢いにのる今永はパイレーツと2度目の対戦、前回5月19日は7回無失点で7奪三振と好投、立ち上がりは1死からサードのエラーで走者を許したが、3番・N.ゴンザレス(24)を外角高めのストレートで詰まらせてショートゴロ併殺打。味方のミスをカバーして1回をわずか6球で抑えた。
するとその裏、無死一、二塁で3番・鈴木がレフト前へ痛烈なヒット、レフトがボールを弾く間に2塁走者がホームイン。カブスが先制点を奪った。
1点をもらった今永だったが2回、パイレーツ打線は低めの変化球に手を出さず、ボールを見極められて今永は2つの四球などで2死一、二塁のピンチを招き8番・M.テーラー(33)にはスプリットが甘く入ったがレフトライナー。何とか無失点に抑えたが球数が2回終了で32球と増えてしまった。
4対0と追加点をもらった今永は3回、9番・H.デービス(24)を高めのストレートでこの試合初めての三振を奪うと、試合中に修正して3回は7球でテンポ良く三者凡退。4回に入ると、シンカー、スイーパーを投球に織り交ぜてパイレーツ打線をノーヒットに抑えた。
5回には1死から7番・J.トリオロ(26)をチェンジアップで空振り三振、続く8番・テーラーをスプリットで2者連続空振り三振と3回以降は走者を許さないパーフェクトピッチング。
6回にはレイズから移籍してきたサードのI.パレイデス(25)がこのイニング2つのエラーで2死一、二塁のピンチを招いたが4番・O.クルーズ(25)を低めのシンカーで空振り三振。味方のエラーをカバーし、今永はノーヒットノーランを継続した。
表情変わらず7回のマウンドにたった今永は2死から7番・トリオロを91マイル(146キロ)のストレートで三振を奪い、ガッツポーズを見せた。大記録まであとアウト6つとなったが、球数が95球となったために降板となった。
今永は7回、95球を投げ、被安打0、奪三振7、四死球2、失点0で防御率は2.99。昨季のメッツ・千賀滉大(31)に並ぶメジャー1年目で12勝目を挙げた。
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