■パリパラリンピック 車いすテニス男子シングルス準々決勝(日本時間4日、ローランギャロス)
世界ランキング2位の小田凱人(18、東海理化)が、シングルス準々決勝でオランダのT.エフベリンク(31、同6位)を2-0(6-4、6-1)のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
第1セットは2-2からお互いにブレークする接戦に。だが粘る相手に小田が2度目のブレークに成功し6-4で最初のセットを奪った。第2セットは先にブレークに成功すると、落ち着いたプレーでリードし、ゲームカウント6-1で圧倒した。
パラリンピックは初出場の小田。四大大会シングルスでは全仏(2度)、全豪、全英を制し、今大会は金メダル候補の一人。初戦の2回戦ではイギリスのB.バートラム(19、同26位)、3回戦ではブラジルのD.ロドリゲス(37、同19位)を下して8強入りを果たした。
■小田凱人(おだ・ときと)
2006年5月8日、愛知県一宮市出身。9歳の時、左股関節に骨肉腫を発症。10歳の時、国枝慎吾氏の動画を見て車いすテニスを始める。「世界Jr.マスターズ」単複優勝、15歳でプロ転向を表明し、17歳の時に出場した昨年の全仏オープンで史上最年少優勝を果たし、史上最年少で世界ランキング1位にも到達。同年10月の杭州アジアパラ男子シングルスを制し、パリパラリンピックの日本代表に内定した。
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