世界4団体スーパーバンダム級統一王者の井上尚弥(31・大橋)は、2度目の防衛戦成功から一夜明け自身が所属するボクシングジムで会見を行い、「慎重に冷静にボクシングを徹底できた。自分がやってた以上に映像をみてやってる感覚よりもっといいなという感覚になった」と振り返った。

3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(37・アイルランド)を序盤から攻め立て、7回TKOで勝利。世界戦では9試合連続のKO勝ちと日本人最多となる23勝目を挙げた。

相手が腰の神経を痛めたことによる棄権でTKO勝利したことについて井上は「自分にとって今回、内容とは別に最終的なフィニッシュシーンとしては不完全燃焼所もある。12月という短いスパンで試合をやれるということで、気持ちを切らさず、12月の試合に向けて気持ちを高めていきたい」と話した。

次戦にむけてすぐさま始動かと思いきや「2週間休みます。ここでしっかり。体力的には問題ないですけど、精神的な面というのをやっぱりあるのでリセットしてから12月に向けて頑張りたい」と宣言すると、父・真吾トレーナーから「2日日の間違い」と指摘された井上は「え?2日間ですか。なら2日間の間違いです」と思わぬツッコミを受けて苦笑い。会場は笑いに包まれた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。