■第13回 BFA U18アジア選手権 オープニングラウンド 日本 20-1 スリランカ(5回コールド)(3日・台北市立天母棒球場)

日本はスリランカに大勝しオープニングラウンド2連勝、スーパーラウンド進出となった。試合は1回、2番・濱本遥大(広陵高)の犠飛で先制。4回には徳丸快晴(大阪桐蔭高)、5回には3番・髙山裕次郎(健大高崎高)にランニングホームランが飛び出すなど毎回得点を挙げ計20得点に。投げては先発・櫻井椿稀(鶴岡東)が3回1失点、2番手・今朝丸裕喜(報徳学園高)、3番手・中崎琉生(京都国際高)が無失点に抑える好継投で勝利を掴んだ。

前日に行われた香港との試合では先発した髙尾響(広陵高)、リリーフで登板した藤田琉生(東海大相模高)、田崎颯士(興南高)が無安打完封リレー。打線は石塚裕惺(花咲徳栄高)、徳丸が3安打4打点の活躍を見せるなど先発全員安打となる17安打19得点、5回コールドで大勝を飾った。

迎えたオープニングラウンド2戦目、スリランカの先発・D.ジャヤラスに対し先頭の境亮陽(大阪桐蔭高)の打球をセンターが落球。境はすかさず三塁を陥れると続く2番・濱本の左犠飛で先制点を挙げた。打線はその後、満塁のチャンスを作るも後続が倒れ追加点を奪うことができず、1得点で初回を終えた。

その裏、先発マウンドには左腕・櫻井が上がった。その立ち上がりは先頭のC.ジャヤセカラを見逃し三振に。2番・S.バンダラを一邪飛、M.インドゥワラから空振り三振を奪い三者凡退に抑えた。

1点リードの日本は2回表、2死走者無しから1番・境が四球を選び、盗塁も決めると2番・濱本にレフトへの適時二塁打が飛び出し2点目を挙げた。援護をもらった櫻井は2イニング目、4番・J.ネーハンから始まる打線を持ち前の制球力を武器に三者連続三振に抑え反撃を許さず。

3回表には先頭の5番・徳丸が中安打で出塁すると6番・櫻井の投ゴロ、自身の盗塁で1死三塁に。続く7番・宇野真仁朗(早稲田実高)はセンターへの犠飛を放ち3点目を奪った。

しかし3回裏、8番・T.シリワルダンに振り逃げで出塁を許すと9番・V.アベイグナセカラに中安打を放たれ得点圏に走者を背負った。続く1番・C.ジャヤセカラの打球をサードを守る花田悠月(智弁和歌山高)がフィルダースチョイスし満塁のピンチに。すると2番・S.バンダラの遊ゴロを石塚が悪送球しその間に1点を返された。しかし二塁走者、一塁走者はそれぞれ走塁死となり最少失点に抑えた。

4回表に入ると1番・境が右二塁打で出塁。2番・濱本はライトへの適時打を放ち4点目を加えた。続く3番・髙山が中安打を放ち再び好機を作ると1死一、三塁から5番・徳丸の打球はレフトを破るランニング本塁打となり7ー1と突き放した。打線は勢いを増し6番・櫻井、7番・宇野の連打で1死二、三塁とすると8番・花田の打球はショートのエラーを誘い8点目、9番・熊谷俊乃介(関東第一高)の右犠飛で9点目を挙げた。

8点リードで4回裏からは2番手・今朝丸がマウンドに上がると球威のあるストレートを中心に三者凡退に抑えた。5回表には無死三塁から3番・髙山にもセンターへのランニング本塁打が飛び出し11ー1に。さらに3連続四球で無死満塁のチャンスで7番・宇野が押し出しの四球、代打・山畑真南斗(明徳義塾高)の中犠飛で13ー1。9番・熊谷はライトへの適時二塁打を放ち14点目、その後も2つの適時内野安打や6番・櫻井のセンターへの適時打などで20ー1と差を広げた。

19点リードで5回裏、3番手・中崎がマウンドに上がると無失点に締め試合終了。勝利した日本はオープニングラウンド3連勝を目指し明日の4日、フィリピンと対戦を迎える。

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