■MLB ドジャース 10-0 メッツ(日本時間22日 カリフォルニア州ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)

ドジャース・大谷翔平(29)が22日(日本時間)、本拠地のメッツ戦に「2番・DH」で先発出場し、3打数2安打(1本塁打)2打点、打率は.368。8試合ぶりの5号、3試合ぶりのマルチヒットでリーグ単独トップの35安打に伸ばした。

21日(同)の試合後、打撃について「どんなシチュエーションでもボールは振らない、ストライクを振る、これはシンプル」と話し、「ライナーが多いことはいいことなので、ヒットになる確率というのは必然的に上がっていきますし、それに伴って打球スピードも出やすいのでその分抜ける確率も上がる」と現状を分析した。

試合前にはベンチで全員とグータッチして気合を入れていた大谷。6試合連続安打中の大谷は1回の第1打席、今季、ホームランを許していないメッツ先発のA.ハウザー(31)と初対戦。大谷は1球目から積極的にバットを振っていき、3球連続でファール、カウント2-1と追い込まれると最後は内角低めのスライダーに空振り三振に倒れた。

すると3回、1死一塁で大谷の第2打席、この打席も1球目から振っていきファール。そして、2球目、甘く入ってきた82マイル(132キロ)のスライダーを完璧に捉えると、大谷も打席から動かず打球を見守りゆっくりと歩き出す“確信歩き”。ライトも打球を追わず、ただ見守るだけとなった。打球速度177キロ、飛距離128.9m、打球角度30度の完璧なアーチを描いた8試合ぶりの5号ホームラン。これで7試合連続安打となった。

さらに5回の第3打席、無死一、二塁と課題の得点圏。カウント2-1と追い込まれたが、再びスライダーをとらえ打球速度163キロのピッチャー返し、ハウザーの足に当たり、ピッチャー強襲の内野安打。タイムリーとはならなかったが3試合ぶりのマルチヒットをマークした。8回にはドジャースが10対0と大量リードを奪ったため、大谷に代打が送られ、今季初の途中交代となった。

大谷はこの試合、4打席で合計18球、そのうち11球をスイングする積極的な打撃を見せて、3打数2安打2打点、打率も.368。3試合ぶり、今季11度目のマルチヒットをマークし、リーグ単独トップの35安打に伸ばした。チームも10得点で連敗を3で止めた。

試合後、松井秀喜氏の記録を更新したことについて大谷は「早く打ちたいなと思っていたので、まず、打てて安心と喜びの両方がありますね」と話した。この試合、10得点挙げた打線には「きょうをきっかけにもっと、もっと繋がりのあるいいオフェンスができると思いますし、何より先発のグラスノーが素晴らしいパフォーマンスだった」と笑顔を見せた。

そして、A.パへス(23)のメジャー初アーチには「素晴らしいホームランでしたし、本人が一番嬉しいと思いますので帰ってビールシャワーしたいと思います」と笑顔を見せた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。