夏の甲子園は、19日、準々決勝を迎え、鹿児島代表の神村学園は雨の降る中で行われた第4試合で島根・大社に勝ち準決勝に勝ち進みました。

前の年に続いての準々決勝進出を果たした神村学園と、3回戦で延長のすえ早稲田実業に劇的なサヨナラ勝ちをおさめた島根・大社の対戦。その大きな声援が甲子園に響く中、神村の先発、今村は初回、フォアボールと盗塁などで1アウト3塁といきなり先制のピンチを迎えます。

ここで3番・石原のショートゴロの間に3塁ランナーがかえり、神村はノーヒットで先制を許してしまいます。

しかし神村は2回、2アウトながらランナーを3塁に進め7番・木下が二遊間を抜けるタイムリーヒット。すかさず1対1の同点に追いつきます。さらに4回、神村は2アウト満塁と勝ち越しのチャンスに8番・藤田が押し出しのフォアボールを選び2対1と勝ち越します。

こんどはそのウラ、神村はノーアウト2塁1塁のピンチで8番・園山に送りバントを決められます。神村・先発の今村の1塁への送球が高くそれてしまい、2塁ランナーの生還を許し大社に再び追いつかれてしまいます。

しかし神村は5回に再び1点勝ち越すと7回、ランナー2人をおいて4番・正林に打席が周ります。

正林の打球はレフトへ! 待望のタイムリーヒットて神村が4対2とします。さらに5番・岩下もレフトへの2点タイムリー3ベースを放ち、神村はこの回一挙4点追加。8回にも1点を加えた神村が8対2で大社を突き放し、前年に続いての準決勝進出を決めました。

準決勝は21日で、神村学園は午前8時からの第1試合で、東東京代表の関東第一と対戦します。

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