サッカーJ2・第27節、モンテディオ山形はホームで長崎に4対2で勝って連勝。順位は10位に上がり、ようやくプレーオフ進出圏内が見えてきた。

おととい(17日)ホームに迎えたのはリーグトップの得点数を誇る3位の長崎。しかし序盤から攻撃で上回りチャンスを作ったのは山形だった。

前半9分、山田のクロスに川井、惜しくもサイドネット。
17分、積極的な上がりを見せる山田が自らねらった直後、集中して甘いパスをかっさらったのは土居。長崎の出鼻をくじく土居の先制点が山形にいい流れをもたらす。土居は加入後、3試合で2ゴール目。
43分、川井のロングスローが流れて頭で合わせたのはディサロ。山形に復帰後、4試合目で待望の初ゴール&「レレマスク」。

後半20分に1点を返され、一段と攻撃のギアを上げた山形は27分、細かくパスをつなぎながらチャンスをうかがい、高江がここぞと縦パス。
決めたのは2戦連発の高橋。この場面、シュートにもいけた小西がクロスを選択したことで、相手キーパーの逆を突いた。

ゴールまでつないだパスは10本、まさに力を結集した一発で突き放す。そして、ゴールラッシュの締めくくりは、山形一筋17年目の山田が、ケガ人が出ているディフェンス陣を鼓舞するアグレッシブな一撃。
前半から見せた前への姿勢が、自身の今シーズンリーグ戦初ゴールにつながった。

1試合4ゴールは今シーズン最多。3位の長崎を圧倒した山形は連勝で、順位を10位に上げている。

(FW#90・ディサロ燦シルヴァーノ)
「きょうはけっこうゴール前は体張って肉弾戦になっていたので、誰かが触ってコースが変わるというより、誰も触らなくて抜けてくるほうがいいと思って待っていたら、一番いいボールが来た。単純にうれしかった、ほっとしたというか」

次節は8月24日、アウェイで勝ち点で並ぶ12位の藤枝と対戦。今度こそ今シーズン初の3連勝に期待したい。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。