■パリオリンピック™ 陸上・男子4×100mリレー予選(日本時間8日、スタッド・ド・フランス)

男子4×100mリレーの予選が行われ、日本代表は38秒06の組4着もタイムで拾われ、7大会連続となる決勝進出を決めた。日本時間10日(午前2時47分)の決勝で銀メダルのリオ五輪以来、2大会ぶりの表彰台を狙う。

予選は16チームが2組に分かれて争われ、日本は1組でアメリカ、東京五輪金のイタリア、東京銀のイギリスら強豪と同組に。各組3着までと4着以下タイムの上位2チームがファイナルへ。

予選の1走は100m準決勝で9秒96をマークしたサニブラウン アブデル ハキーム(25、東レ)、2走は初出場の栁田大輝(21、東洋大)。3走はリオ五輪銀メンバーの桐生祥秀(28 、日本生命)で、アンカーは200m代表の上山紘輝(25、住友電工)。

第7レーンの日本は1走のサニブラウンが好スタートを切ると、2走の栁田へのバトンパスが少し詰まり順位を落とす。3走の桐生が快走をみせ上位に食い込むと、アンカーの上山が渾身の走りでフィニッシュしたが前のイギリスに0秒02及ばず4着。2組の結果待ちとなったが、2組1着の中国が日本よりも遅いタイム(38秒24)で、4着のジャマイカを日本が上回ったため、全体4位で決勝進出を決めた。

東京五輪では決勝で1走(多田)から2走(山縣)にバトンがつながらず途中棄権に泣いた。世界陸上オレゴンではバトンミスによる失格となり予選敗退。翌年の世界陸上ブダペストでは決勝37秒83で5位(坂井、栁田、小池、サニブラウン)と、近年では表彰台から遠ざかっている。“お家芸復活”に向け、今大会は2大会ぶりのメダルに向け好スタートを切った。

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