パリ五輪レスリングは8日(日本時間)、世界ランキング1位の桜井つぐみ選手(22)=女子フリー57kg級・育英大助手=が登場します。
桜井選手は高知県香南市出身。3歳になる年に父・優史さんが立ち上げた高知レスリングクラブの1期生として加わりレスリングを始めました。
野市小学校4年生から全国少年少女選抜選手権3連覇。野市中学校では全国中学生選手権で3連覇を果たしたほか、国際大会でも2度の優勝を飾りました。
高知南高校3年生だった2020年にはクリッパン女子国際大会(55kg級)でシニアの国際大会で初優勝。
群馬の育英大学に進学。2021年から3年連続で世界選手権で優勝しています(2021年は55kg級)。
最後まであきらめない粘り強いレスリングが持ち味。去年の世界選手権代表をかけた試合ではライバルの南條早映選手に押されながらも、試合終了1秒前に技を決め、土壇場の逆転劇でオリンピックへの望みをつなぎました。
今回のオリンピックには同じ高知レスリングクラブ1期生で幼なじみとして切磋琢磨してきた清岡幸大郎選手(23)=男子フリー65kg級・三恵海運・高知市出身=も出場します。
桜井選手が出場する女子フリー57kgは8日午後6時半(日本時間)から。地元の香南市ではパブリックビューイングが行われます。
子供の頃からの夢である金メダルを目指す桜井選手。金メダルを獲得すれば高知県勢としては92年ぶりの快挙となります。
(写真は2023年10月、高知龍馬空港で撮影)
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