■パリオリンピック™ 陸上・男子200m準決勝(8日、スタッド・ド・フランス)

準決勝2組に出場した鵜澤飛羽(21、筑波大)が20秒54の、組6着で準決勝敗退となった。男子200mは、1996年アトランタ五輪での伊東浩司の準決勝6着がこれまでの最高順位。準決勝敗退となったが、鵜澤の組6位は五輪での日本人最高記録タイとなった。

各組上位3着に加えタイムで上位3人が決勝に進むことができる。鵜澤は今大会100m金メダリストのN.ライルズ(27、アメリカ)と同組となった。第9レーンの鵜澤は、低い姿勢でスタートを切ると、コーナーでスピードに乗り切れない。最後のストレートも加速できず、6着でフィニッシュした。

レース後、しばらく沈黙した鵜澤は「勝負させてもらえなかった感じですね」と重い口を開き、「すごい悔しいです」と悔しさを滲ませた。

「あまり嚙み合わなかったなというレースで、前半からカーブ抜けのところがあまりうまくいってなかった」と振り返った。「あまり自分らしくない走りで、勝ちにこだわりすぎた」と話し、「決勝に行きたかった。本当にそれだけです」と準決勝敗退を悔やんだ。最後は「五輪にもう1回出られるとしたら、しっかりリベンジしたいです」と前を向いた。

鵜澤は予選で20秒33をマークし、組3位。着順で日本勢2012年ロンドン五輪以来の準決勝進出を決めていた。

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