■第106回全国高校野球選手権記念大会 第1日 1回戦 健大高崎 1-0 英明(7日・甲子園球場)
健大高崎(群馬)が英明(香川)を破り、9年ぶりの夏の勝利を飾った。試合は5回裏、1死二塁から4番・箱山遥人(3年)の犠飛、二塁走者の加藤大成(2年)の好走塁により先制。するとエース右腕・石垣元気(2年)が中盤以降を無失点に抑え1点を守り切った。
春のセンバツでは悲願の県勢初優勝を遂げ史上8校目の春夏連覇を狙う健大高崎は9年ぶり4回目の夏の舞台。その初戦、先発マウンドに上がったのは背番号10の左腕・下重賢慎(2年)。その立ち上がりは2死走者無しから3番・百々愛輝(3年)に右安打を放たれ出塁を許すも4番・丸與昊大(2年)を三邪飛に打ち取り無失点に。2回表には5番・山口裕生(2年)に死球、盗塁を許し1死三塁とピンチを迎えるも後続を抑えこの回も得点を与えず。
打線は英明の先発・清家準(3年)に対し2回裏に7番・森山竜之輔(3年)、8番・石田雄星(1年)の連続安打などで2死満塁のチャンスを作るも活かせず。3回裏にも先頭の2番・加藤大成(2年)が右安打、4番・箱山遥人(3年)に中安打が飛び出すなど1死二、三塁の場面を迎えるも後続が連続三振に倒れ無得点。
中盤に入り4回表、1死満塁のピンチを迎えると下重は降板。2番手でエース・石垣がマウンドに上がると150㎞を越えるストレートで押し込み、7番・高橋一成(3年)を併殺打に打ち取る力投で無失点に凌いだ。
両チーム譲らぬ展開は5回裏、先頭の2番・加藤が振り逃げで出塁。盗塁を決めると得点圏に走者を進めた。4番・箱山の大きな当たりは左犠飛となり二塁走者の加藤は相手の隙を突き一気に本塁へ生還。待望の先制点を挙げた。
1点リードで試合は後半戦に入るも、マウンド上の石垣は英明打線に反撃を許さない好投を披露。そのまま9回表も無失点で締めくくり試合終了。健大高崎が1点を守り切り2回戦へ駒を進めた。
※写真は健大高崎・石垣元気投手
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