■パリオリンピック™ バドミントン女子シングルス準々決勝(3日、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)

世界ランク10位の大堀彩(27、トナミ運輸)はリオ五輪女王のスペインのC.マリン(31)に0‐2(13‐21、14‐21)で敗れ初の五輪はベスト8に終わった。

初の五輪で準々決勝まで勝ち上がった大堀は第1ゲーム、相手の強打をネットにかけるなど7‐13と追いかける展開となった。その後も相手のキレのあるスマッシュが効果的に決まり徐々に点差を広げられ8‐16。中盤以降は低い展開に持ち込み長いラリーを制すなどしたが13‐21で先取された。

これまで対戦成績を1勝1敗としている相手に第2ゲームも出だしから4連続得点を許し追いかける展開となった。なかなか自分のペースに持ち込めない大堀だったが、マリンにもミスがで始め9‐11と詰め寄った。しかし2大会ぶりの金メダルを狙う相手に振り切られ敗戦。一度もリードすることなく準々決勝敗退となった。

試合後、大堀は「カロリナ選手が本当に強くて、自分の中でもいつも通り粘るってことを意識して自分で決めるというよりはラリーをしてミスを待って、そんな長いゲームになることを考えてたんですけど今日は相手が強かったです」と涙を堪えながら負けを認めた。

そして「両親をはじめ、たくさんの人に支えられて、この舞台に立つことができたので、そんな皆様の前でセンターコートでプレーが出来て凄く良かったと思ってます」と話し、「自分の中でもオリンピックというのは、やはり特別な舞台でしたし、この舞台に辿りつけて良かった」と初の五輪出場を振り返った。

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