19日に開幕する女子ゴルフの第42回フジサンケイレディスクラシック(フジテレビ、産経新聞など主催)で、前週に地元の熊本でツアー初勝利を挙げた竹田麗央が、新たな気持ちで川奈攻略に挑む。「目標だった初優勝を達成できたので、2勝目を早く挙げたい」。叔母で元賞金女王の平瀬真由美が2度制した大会で、自身も頂点を目指す。
プロ1年目の前々回は25位、前回は18位だったが、コースとの相性は悪くないという。ドライバーの今季平均飛距離が全体3位の254・55ヤードに達する飛ばし屋。乗せるのが難しい砲台グリーンが続くが、ティーショットで距離を稼げるため、「短い番手でグリーンを狙える。有利なんじゃないか」と分析。同じ飛ばし屋の神谷そらが前回大会を制した事実も、竹田を後押しする。
鍵となるのが16番(パー5)と17番(パー3)だ。「イーグルも取れる」という16番は実際、前々回の2日目にプロ初イーグルを奪ったホール。逆に急斜面の砲台グリーンが控える17番を苦手としており、「毎年右下に落としている。イメージした球を打てたら」と意気込む。
キャディーを務めるのは本格的なゴルフ経験のない兄の有男(ゆうた)さん。「昨年からキャディーをしたいと言っていたので、何試合かお願いした」。2度目のタッグで2週連続優勝を狙う。(奥村信哉)
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