アーチェリーの日本代表がパリオリンピック開幕まであと99日となった18日に、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開した。

男子は団体で五輪出場枠を獲得しており、東京五輪個人と団体で銅メダルを獲得した古川高晴(39・近畿大職員)は今大会で日本勢最多タイの6大会連続夏季五輪出場となる。
6回目の五輪に向け「東京五輪まではメダルを明言しなかったんですけど、東京五輪で銅メダルに終わった。金メダルを獲るためには、金メダルを目指して練習しなければいけない」と上を目指したトレーニングを積んでいる。さらに「パリ大会は全ての種目で金メダルを目指して頑張りたい」と力強く目標を口にした。

地元の岡山に練習拠点を置く中西絢哉(24・シーアール物流)は「初めての五輪なのでしっかり大会の雰囲気だったり、緊張感を楽しみたい。五輪でアピールをして地元の競技を盛り上げられるように頑張っていきたい」と地元への思いも語った。

最年少で初出場の斉藤史弥(19・日本体育大)は「チャレンジ精神を持って最後まで戦い抜き金メダルを目指して頑張っていきます」と宣言。

また女子は野田紗月(23・ミキハウス)が個人で出場枠を獲得しており、園田稚(21・早稲田大)と上原瑠果(22・日本特殊陶業)の3人で6月のパリ五輪世界最終予選に出場し、上位4チームに与えられる団体の出場枠獲得を目指す。

女子で唯一パリ行きを決めている野田は「挑戦者の気持ちで各国の選手に挑んでいきたい」と初の五輪へ気合いが入る。
これから出場権を目指す園田は世界最終予選に向けて「自分の目標であるパリ五輪に出場できるよう、チームのみんなで精一杯頑張って出場したい」とし、上原も最後の戦いに向けて「しっかり枠取りに向けて自分の実力を発揮できるように練習を積み重ねていきたい」と意気込んた。

【今後のスケジュール】
4月23 日~28日 ワールドカップ 中国・上海大会
5月21 日~26日 ワールドカップ 韓国・醴泉大会
6月3日~8日   アジアカップ 韓国・水源大会
6月14日    パリ五輪 世界最終予選大会 トルコ・アンタルヤ※女子のみ
6月18日~23日 ワールドカップ トルコ・アンタルヤ大会

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