今年7月に開幕するパリオリンピック。
日章学園高校出身のボクサー西山潮音選手は、オリンピック出場を目指し、トレーニングに汗を流しています。
(西山潮音選手)
「(オリンピックは)特別な大会だと思うので、4年に1度ということもあって、自分が出場するのにふさわしい選手だと思って練習をしているので、その選ばれた人になれるように毎日努力しなければと思っている。」
ボクシング・ライトウエルター級で、パリオリンピック出場を目指す日章学園高校出身の西山潮音選手23歳。
この春、宮崎県の競技力向上推進委員に採用され、母校の日章学園を拠点にトレーニングを積んでいます。
西山選手は高校時代、インターハイや国体などの全国大会に出場。大学では、全日本選手権を3度制しています。
西山選手のボクシングは、距離を取りながらポイントを奪い、チャンスでは前に出て一気にたたみかけるスタイル。
テクニックと強さを兼ね備えたボクサーファイターです。
(西山潮音選手)
「自分のボクシングは好戦的なので見ていて白熱するというか心から”行け””頑張れ”となるようなボクシングが自分の特徴だと思うので、分かりやすく楽しいボクシング。おもしろいボクシング」
3月、イタリアで行われたパリオリンピック世界1次予選では、世界の強豪を相手に快進撃を見せました。
しかし、オリンピック出場権獲得がかかった試合で僅差で判定負け。
5月の世界最終予選がパリ行きのラストチャンスです。
(西山潮音選手)
「世界のトップレベルの中でもいかに自分を信じて最後まで自分のボクシングができるかというところを もっと強化しないといけないと思ったので、自分のボクシングを見つめ直してどういうスタイルでやりたいのか考える時間になっている」
西山選手の高校時代の恩師・長嶺秀昭監督も全力でサポート。
日章学園から初めてのオリンピアン誕生を後押ししています。
(日章学園ボクシング部長 嶺秀昭監督)
「高校時代と違って成長した部分もあるし、周りに流されることなく自分の信念でボクシングに取り組んでいるし、状態についてもいい練習ができていると思うのでかなりいい状況で調整ができている。」
「自分のボクシングを貫き通す動きができれば日本の選手の中では一番(オリンピック出場の)可能性がある選手だと思う」
西山選手と一緒に練習する後輩たちもエールを送ります。
(日章学園ボクシング部 圖師安蓮キャプテン)
「自分で追い込むことはすごく難しいことだけど、それを(西山選手は)自分で進んでやっているところがすごいと思う」
「オリンピック最終予選で優勝してオリンピックの出場権をつかんでください」
「応援しています」
パリオリンピック出場をかけた世界最終予選は、5月22日からタイで行われます。■
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