今回からJ3のチームも参戦できるようになったYBCルヴァンカップ。
いわてグルージャ盛岡は4月17日ホーム(岩手県盛岡市)で、元日本代表の香川真司選手などを擁するJ1首位のセレッソ大阪と熱い戦いを繰り広げました。
海外のクラブでも活躍した香川真司選手、さらに清武弘嗣選手と元日本代表が所属するセレッソ大阪。
3月の1回戦でJ2の栃木を破ったいわてグルージャ盛岡が、今度はJ1首位のセレッソ大阪と対戦するとあって、いわぎんスタジアムに詰めかけたいわてグルージャ盛岡のサポーターも気合十分でした。
グルージャサポーター
「力の限り応援したい」
「相手が強いので頑張って勝ってほしい」
「中間に席を取ったので、どちらも応援できるように頑張ります」
いわてグルージャ盛岡はファイブバックという守備力を高めた布陣で格上に挑みます。
セレッソ大阪のスターティングメンバーには香川選手が名を連ねました。
前半は互いに得点がないまま試合を折り返すと、後半開始早々、いわてグルージャ盛岡はセレッソ大阪でもプレーした都倉賢選手がヘディングシュート。
枠を捉えゴールラインを割ったかと思われましたが、相手キーパーの好セーブに阻まれ先制とはなりません。
セレッソ大阪もいわてグルージャ盛岡のゴールに襲い掛かります。
後半10分にはこぼれ球に香川選手が反応しますが左に外れます。
ここまでセレッソ大阪と渡り合っていたいわてグルージャ盛岡でしたが、後半22分、相手フォワードに右足で決められこれが決勝点に。
(いわてグルージャ盛岡0-1セレッソ大阪)
それでもいわてグルージャ盛岡は、ホームに集まった2300人以上の前でJ1首位を相手に堂々たる試合を見せました。
試合後に香川選手は岩手での試合をこう振り返りました。
セレッソ大阪 香川真司選手
「僕自身、仙台で中学・高校と過ごしたので東北の人たちにお世話になったという気持ちが強いので、皆さんに会えてよかったと思う」
香川選手がスタジアムを離れる際にはサポーターと触れ合う場面もありました。
グルージャサポーター
「これ(サイン)をもらった。家宝にしたい」
「サインを書くものがなかったので『ハイタッチだけ』と言ったらいただきました」
格上を相手に一歩も退かない戦いを見せたいわてグルージャ盛岡、この試合を糧に今後のリーグ戦に臨みます。
いわてグルージャ盛岡 中三川哲治監督
「思っていたサッカーができてよかった。ただ勝ち切りたかった。チームにとって『やっていける』と自信になったのでよかった」
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