■パリオリンピック™ バドミントン 予選リーグ(現地時間28日、ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)
男子シングルス世界ランク5位・奈良岡功大(23、NTT東日本)がブラジルのY.コエリョ(27、同48位)にゲームカウント2-0(21-18、21-12)に勝利し、五輪デビュー戦を勝利で飾った。試合後にはここまでコーチとして支えてきた父・浩さんと喜びを分かち合った。
初の舞台に緊張しすぎて震えていたと話す奈良岡。普段はレシーブをする際に怪我をした事がないが、右の肘あたりを気づかない間に擦ってしまい血を滲ませた。観客席から見守っていた浩さんも第1ゲームから息子の様子がいつもと違う事に気づいたようで「体も硬そうだったし、大丈夫かな」と話していた。それでも第1ゲームを21‐16で奪い先取した。
リードされる展開となった第2ゲームは終盤に14‐19となり5点のリードを許した。 相手に19点目を取られた時はコートにしばらく倒れ、悔しさを滲ませた。しかし15点目のプレーで吹っ切れると、浩さんも「その感じ!」と声をかけた。そこから連続得点で逆転し、21‐19のストレートで勝利した。
試合後、浩さんは「本来なら大きな声援を息子に送りたかったが、どういう展開になってもいいようにアドバイス出来るように準備をしていた」とし、試合中にもアイコンタクトでアドバイスを送っていたそうだ。
男女シングルスは各グループ首位が決勝トーナメントに進出。奈良岡は次戦、韓国のジョン・ヒョクジン(29、同45位)と予選リーグ最終戦を戦う。
※写真は左から奈良岡選手、父・浩さん
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