◆パリオリンピック・柔道男子66キロ級決勝（28日・シャンドマルス・アリーナ）
パリオリンピック・柔道男子66キロ級決勝で日本の阿部一二三(26)がブラジルのウィリアン・リマ(24)を技あり2つの合わせ一本で破り金メダルを獲得した。
残り2分切る直前に技ありをとった阿部は、残り1分24秒で再び技ありで、合わせ1本で東京2020に続き、オリンピック連覇を果たした。
兄妹での連覇を目指していたパリ2024。妹の阿部詩は柔道女子52キロ級2回戦、技ありを取って有利に進めるも終盤に逆転の一本負けして大号泣。妹の阿部詩(24)の悔しさも胸に臨んだ決勝で、“強いお兄ちゃん”が相手を圧倒し再び世界の頂点に立った。
試合後のインタビューで阿部は「妹が負けて、僕自身も苦しかった。妹の分まで頑張らないとという気持ちあった」と安堵（あんど）の表情を見せた。
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