今シーズン二刀流の活躍でチームを引っ張るカープ森下投手の特集です。
今シーズンの変化やチームメイトが明かす森下投手の素顔に全力応援スポーツＬＯＶＥＲＳのボールボール・佐竹佑一さんが迫りました。
次世代のエース候補、森下暢仁。
右ひじの手術あけだった昨シーズンから一転、今年は万全の状態でここまで６勝をあげ防御率はリーグ３位の１点台。
さらには１００球未満での完封、『マダックス』や三者連続三球三振、『イマキュレートイニング』など圧巻のピッチングを見せています。
【森下 暢仁 投手】
「去年は（手術した）肘も気にしながらやってた部分はあるんですけど、今年はそんなに気にすることなく本当に体の調子がいいって感じです。チームメイトのみなさんもいいので、そこで競い合えてるというか、やっぱり点取られるとよくない印象に見えちゃうので、悪くなりたくないなと思って毎試合投げられているので、その結果が今につながってるのかなと思います。
さらに森下投手と言えば野手顔負けの華麗なバットさばき。
投げてよし、打ってよし、二刀流の活躍を見せる秘密を探ってみると、今年はあるものを変えていた！？
【森下 暢仁 投手】
「今年は※※してます」
― 今年から？
【森下 暢仁 投手】
「今年からですね」
今年の森下投手の新たな変化。まずはピッチングから、マウンドに上がるときの行動をよーく見てみると…
― 深呼吸をするルーティーンを増やした？
【森下 暢仁 投手】
「そうですね、投げる前してますね。その場の流れでマウンドに上がるより、しっかり集中しようというか」
― 今年から？
【森下 暢仁 投手】
「今年からですね。とにかく初回だったりランナー出すことが多かったので（ここまでの登板で）半分くらいたってからですけど」
そして先月には実に５６年ぶりとなる１００球未満の完封と猛打賞を同時に達成。
驚異の３割を超える打率をマークする好調のバッティングにも新たな変化がありました。
― 打ちすぎじゃないですか！
【森下 暢仁 投手】
「そうっすねえ…」
― コソ練してます？
【森下 暢仁 投手】
「今年はコソ練してます。（笑）コソ練じゃないですけど、室内で（打撃マシン相手に）やったりとか」
― 去年はやってなかったんですか？
【森下 暢仁 投手】
「去年はなんもしてなかったですね」
― 誰かにアドバイスとか？
【森下 暢仁 投手】
「アドバイスとかあんまりないですけど、キャンプのときとか菊池さんと一緒にバッティング練習する機会とかあったり、自分もそんなに強く振れるバッターじゃないのでミート、菊池さんは広角に打てるので、あと詰まりたくないので、手がしびれるので。そういうのを菊池さんのバッティングを見ながら」
さらには二刀流を支える『あれ』も変わっていたんです。
― 黒いバットに変えましたね。
【森下 暢仁 投手】
「はい」
― 意図は？
【森下 暢仁 投手】
「かっこいいから。（笑）きっかけとか特になかったんですけど一本黒いバットを（メーカーに）お願いして使ってみようと思ったら、意外と打てたんで黒の方がちょっと打てそうな感じがしますね」
そんな野球のプレーではもちろん、甘いマスクでもファンを虜に。
ここからは隙のないように見える森下投手に切り込むこんな企画を！
『打倒！二刀流 森下暢仁 選手権』！
【森下 暢仁 投手】
「佐竹さんが言うとテレビっぽくなりますね（笑）」
完璧な森下投手に「勝てる部分がある！」と名乗りを上げるチームメイト４選手がエントリー。各選手の主張に森下投手が「勝てる」と判定したら赤、「負けた」と判定したら青の札をあげてもらいます。
【森下 暢仁 投手】
「勝てるんかな…」
― みんなガチできてますんで。
【森下 暢仁 投手】
「はい…（笑）」
― 一人目…大瀬良投手ロッカーのきれいさ。
【大瀬良 大地 投手】
「ロッカーは僕の方が楽勝できれいです。めちゃくちゃ汚いわけではないですけど、あんなにかわいい顔してるからきれいなイメージがつくと思うんですけど、きれいではないかな」
【森下 暢仁 投手】＜自ら負け判定＞
― 大瀬良投手の勝ちです。
【森下 暢仁 投手】
「とにかく自分の方が汚い。ちゃんと棚とか持ってきてやればいいんですけど、そのままにしちゃっているという」
まずは大瀬良投手に軍配。
ロッカーがきれいではないと弱点をバラされた森下投手、続いての挑戦を受けます！
― 栗林投手、髪型。
【栗林 良吏 投手】
「前回のＴＳＳの放送で暢仁に髪の毛いじられたんで（自分の方が）野球選手らしいというかスポーティーというか、爽やかな感じが出せればと思います」
【森下 暢仁 投手】＜自ら負け判定＞
「まあまあまあ…人には似合う似合わないがあると思うんで、多分栗林さんが自分みたいな髪型にしたら…似合わない（笑）」
連続で勝利をゆずった森下投手ですが、大型連敗は避けたいところ…続いての挑戦者・野間選手は何やらクレームがあるそうで…
【野間 峻祥 選手】
「僕ね、こういうの（ネックレス）つけてるじゃないですか。これの一個高いやつ買ってきよるんですよ。『お前、わざと一個高いの買ってくんなや、先輩たてろ』って」
【森下 暢仁 投手】
「それは事実です。（野間選手が）つけてるの知らなくて一緒だっていう」
― じゃあ一応判定だけ。どちらが先輩を気遣えているか。
【森下 暢仁 投手】＜自ら勝ち判定＞
「野間さんに一緒にネックレス買い行こうって話してて、でも行くタイミングが全然なくて『じゃあ一緒の買っちゃえ』と思っておそろいにしました」
― かわいい
【森下 暢仁 投手】
「今つけてないんですけど」
― つけてないんかい
【森下 暢仁 投手】
「これ（西川）龍馬さんにもらったやつなんで」
「おそろいを買う」という確かに先輩へのナイス気遣いで初白星。
最後は後輩がエントリー！
― 坂倉選手、顔です。
【森下 暢仁 投手】
「 ほお 」
【坂倉 将吾 選手】
「 顔 。まあ全体的に」
―（森下投手は）どう言うと思います？
【坂倉 将吾 選手】
「いや、まあ完敗だと」
【森下 暢仁 投手】
「難しいなあ。世間が決めることなので、アイツが悪いですね。カットしといてください」
大車輪の活躍でチームをけん引する森下投手。
勝負は後半戦へ、プロ入り後初めてとなる頂点を目指します。
【森下 暢仁 投手】
「チームが勝つことが一番だと思いますし、勝てる試合を多くみなさんに見せられるように１試合でも長く試合できるように頑張りたいなと思います」
＜スタジオ＞
【コメンテーター：木村文子さん】
（女子１００ｍハードル元日本代表・エディオン女子陸上部アドバイサー）
「コソ錬して、菊池選手を見て学ぶ、自分から行動を起こしていくところが結果につながってますね」
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