パリオリンピックの開幕はいよいよ7月26日、活躍が期待される郷土勢の選手を紹介します。岡山ゆかりの選手は11人、女子マラソンの天満屋・前田穂南選手はパリへ忘れ物を取りに行きます。
5月30日、国内での調整も最終段階に入っていた天満屋の前田穂南。パリの起伏のあるコースに適した新しい厚底シューズを試しながら、広島にあるクロスカントリーのコースで練習に励んでいました。
前をしっかりと見据え、淡々と自身のペースを刻んでいく姿からは調整は順調に進んでいる様子がうかがえました。3年前の前回、新型コロナの影響で調整が上手くいかず、33位に終わった前田。パリでは「自分らしくしっかりと走りたい」忘れ物を取りに行きます。
(天満屋・前田穂南)
「応援で力をもらっているので、体調面もしっかり良い状態で スタートラインに立てるよう準備したい。」
岡山市出身の20歳体操の岡慎之助。柔軟性と技の美しさが武器の体操ニッポン期待の新星です。どんな状況でもあきらめない演技で個人と団体の両方で表彰台を狙います。
(岡慎之助)
「一番大事なのは団体で金メダルだが 個人総合でも金メダルという目標があるので、自分の出し切れる力を最大限出して 本当にミスなく終えて、金メダルを取りたいと思っています。」
自転車競技ではBMXとトラックから3人が出場します。岡山市の環太平洋大学を卒業したBMXフリースタイルの中村輪夢は世界で誰も成功していない新技への挑戦を宣言。悲願のメダル獲得へ。22日、パリの空港に降り立ち決意を新たにしました。
(中村輪夢)
「東京五輪(5位)が終わって ずっと悔しかったが、やっと始まるなという思いで 今はわくわくの気持ちが強い。今回こそメダル取れるように頑張りたい。」
岡山市出身のアーチェリー中西絢哉は今回が初のオリンピック、開会式前日のあす競技が始まります。クールなまなざしの奥に秘めるのは「地元への恩返し」という熱い思いです。
(中西絢哉)
「正々堂々しっかりとプレーしている姿を 地元に届けて、 メダルを獲得して アーチェリーをアピールしたい 。」
この他、岡山ゆかりの選手は5人。
・エアライフル 岡田直也
・水球 高田充
・バレーボール 井上愛里沙
・セーリング 吉岡美帆
・陸上(1万メートル) 高島由香
パリオリンピックは8月11日まで32の競技で熱戦が繰り広げられます。
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