JRFU(日本ラグビー協会)は、7月21日(日)に札幌ドームで行われる「リポビタンDチャレンジカップ2024イタリア代表戦」に臨む日本代表登録メンバー23人を発表しました。

先週行われたジョージア代表戦は、反則による退場で14人になった後、粘り強い戦いぶりで一時リードを奪いながらも、最後の最後に逆転されて勝利を逃した日本代表。

エディー・ジョーンズHC体制となって初勝利を目指すこの試合には、ベテラン若手問わず、激しい競争を勝ち抜いた選手たちが名を連ねました。

FW陣では、リーチマイケル主将が「練習の時から、だれよりもハードワークしていた。何よりもチームに、FWにエナジーを与えてくれる選手」と評価する桑野詠真選手(静岡ブルーレヴズ)が、代表戦初先発。

エディーHCが、「とにかくキャリー、キャリー、キャリー」とその突破力に期待を寄せるテビタ・タタフ選手(ユニオン・ボルドー・べグル)は、インパクトプレイヤーとしてリザーブでの起用となりました。

BK陣では、SHにジョージア戦の途中出場で初キャップを獲得した小山大輝選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)が代表戦初先発。

斎藤直人選手が出場停止処分(ジョージア戦の試合後レッドカードが提示されて、代表戦3試合の出場停止)を受ける中、リザーブには藤原忍選手(クボタ・スピアーズ船橋・東京ベイ)が入りました。

その小山選手とコンビを組むSOには、松田力也選手(トヨタヴェルブリッツ)がワールドカップフランス大会アルゼンチン代表戦以来の先発。

「今は、(エディージャパンのなかでの)自分に手ごたえを感じている。この2戦、10番で出場できなかったのは、自分を見つめなおすいい機会になった。(イタリア戦は)、とにかく勝ちにこだわってやりたい」と闘志をみなぎらせました。

松田選手と小山選手は、ワイルドナイツで数々の勝利を手繰り寄せてきただけに、期待が高まります。

大学生からは、エディー・ジョーンズヘッドコーチが「先発で起用するFBだけでなく、(選手交代があった場合)WTBも十分カバーできる」と抜群の信頼を寄せる矢崎由高選手が、唯一人メンバー入りを果たしました。

リーチマイケル主将は、試合を前にした会見で、「エディーJAPANの超速ラグビーは、やっていて楽しいし、毎週、毎週練習の質も良くなって、やればやるほど自信がついてきている。札幌は、(高校時代を過ごした)特別な場所。多くの子供たちに日本代表の素晴らしいプレーを見せたい」と答えた日本代表の真価を問われる戦いに注目です。



【リポビタンDチャレンジカップ2024イタリア代表戦」日本代表登録メンバー】

1 茂原隆由(静岡ブルーレヴズ)
2 原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)
3 竹内柊平(浦安D―Rocks)
4 桑野詠真(静岡ブルーレヴズ)
5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)
6 サウマキアマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)
7 リーチマイケル(東芝ブレイブルーパス東京)※キャプテン
8 ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
9 小山大輝(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
10 松田力也(トヨタヴェルブリッツ)
11 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ
12 サミソニ・トゥア(浦安D-Rocks)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
14 ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)
15 矢崎由高(早稲田大)
16 坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
17 岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)
18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
19 サナイラ・ワクァ(花園近鉄ライナーズ)
20 テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・べグル、フランス)
21 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
22 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)
23 山沢拓也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)

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