パリ五輪は7月26日に開幕、そして、そのあと開幕するパリパラリンピックのアーチェリー競技に出場する大江佑弥選手の壮行式が19日、倉敷市役所で行われました。

倉敷市玉島支所に勤務する大江佑弥選手は、アーチェリーで先端に滑車の付いたコンパウンドの部門の日本代表として8月に開幕するパリパラリンピックに出場します。

高校時代は野球部で活躍した大江選手は20代で3回の脳出血を発症、右半身がマヒする後遺症が残りましたが、口で弓をひくパラアーチェリーで頭角を現し、日本代表の座をつかみ取りました。

壮行式では、約200人の職員や市民が見守る中、伊東香織市長が「世界の頂点を目指して頑張ってほしい」と応援メッセージを述べ、大江選手に激励金を贈りました。

これに対し大江選手は本番に向け決意を新たにしていました。

(大江佑弥選手)
「パリパラリンピックは本当にし烈な戦いになると思う。気持ちだけは負けないようにしっかりメダル獲得を目指して頑張りたい」

(倉敷市 伊東香織市長)
「市の職員がパラリンピック・オリンピックに出場するのは初めて。みんな期待しているし、倉敷市民も応援しているので頑張ってもらいたい」

同僚や市民からエールを送られた大江選手は、8月23日に岡山を出発し、29日に行われる予選に臨むことになっています。

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