ボウリングのプロテストで、ことし、トップ合格したのは豊橋市の高校生でした。
全国に3人しかいない高校生プロボウラー、小学生時代からの夢をつかんだ秘訣とは…?

7月8日、豊橋市役所を訪れた豊丘高校3年の増田優希さん(17)。
その目的は、市長にボウリングのプロテスト合格を報告することでした。

父親にボウリング場に連れて行ってもらったことがきっかけで始めたボウリング。プロになることは小学生の頃からの悲願でした。

4日間で60ゲームを投げるプロテスト 結果は…

ことし4月から始まったプロテストには「寝る間も惜しんで練習して臨んだ」といいます。ボウリングのプロテストは、1日15ゲームを4日間連続で投げる第1次テストと、京都と東京で2日ずつ、各日15ゲームを投げる第2次テストと、さらには筆記テストがあります。

プレッシャーがかかる中、「優希ならできる」と自分で自分を奮い立たせました。

結果は、第1次テストは60ゲームで計12936点(平均215.60点)、第2次テストは60ゲームで計13264点(平均221.06点)。2024年の合格者の中で最年少、さらにはトップの成績で合格しました。

プロになった実感がわいた瞬間は…

最年少かつトップ合格に「『すごいね』とボウリング場に行っても、学校に行っても、どこに行っても褒められました」と笑った増田さん。

はじめはなかなかプロになった実感がわかなかったといいますが…

(増田優希さん)「『増田プロ』と呼ばれるようになって、『ああプロになったんだ』って」

母・美絵さんも「トップ合格と聞いてびっくり。本当にウチの子かな?って。頑張りを見てきたので、合格できて良かった」と笑顔で息子を祝福しました。

自分の性格については「おだやかというか優しい性格だと思うが、プレーになると冷静に、でも強いボウラーになっていると思う」と語りました。息抜きには「お風呂でよく歌っています」とおちゃめな部分も。

現役高校生として「ボウリングも学業もどちらも100%で頑張りたい」と話す増田プロが、今後、目指すのは…

(増田優希さん)「子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」

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