前日、2位・巨人相手にくやしい敗戦となった広島カープ。奪われた首位を取り戻すため、10日、直接対決2戦目に臨みました。

この日の注目は、なんといっても新外国人選手・シャイナーの合流。3月30日以来、およそ3か月ぶりの1軍の舞台を前に、本人は「戻って来られて、とてもうれしい。チームの勝利に貢献したい」と気合い十分。

新井監督も「場所が変わって気持ちが上がって、いいパフォーマンスを見せてくれることに期待」と昇格理由を語り、即スタメンでの起用となりました。

広島 vs. 巨人 14回戦(マツダスタジアム)

シャイナーの覚醒で連敗ストップへ。大混戦のセ・リーグで首位・巨人との大一番。カープの先発は、九里亜蓮 。前日にホームランを含む4打点を献上した巨人・岡本和真 を空振り三振に打ち取り、上々の立ち上がりを見せます。

その後、先制を許したカープですが、2回ウラ、ついに訪れたシャイナーのマツダスタジアム初打席。ファウルフライに倒れ、出塁とはなりません。

続く3回、監督推薦でオールスターゲームに選出されている 秋山翔吾 がヒットで出塁すると、続く 野間峻祥。この日、初めての連打でチャンスを広げます。

1アウト・3塁・2塁。打席には、前日に代打で同点タイムリーを放った 上本崇司 。2日連続、値千金の活躍、犠牲フライで1点を返し、この日も上本が試合を振り出しに戻します。

さあ、ここから逆転勝利へ…と思ったところで雨のため、試合は中断に。そのままノーゲームになると、さらに阪神・DeNAの勝利が重なり、カープは無念の4位転落となってしまいました。

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小宅世人 アナウンサー
シャイナー選手ですが、試合前に球場で本人と話すことができました。自分の役割について、とにかく「得点圏にランナーがいたら自分のバットで還す、そんな気持ちで1軍にやって来た」と話していました。

合流初日でしたが、彼はコミュニケーション能力が非常に高いです。キャンプから選手との関係は築いてきたということで、すでに若手選手と談笑する姿もありました。外国籍選手というのはチームに溶け込むのが早いですよね。

青山高治 キャスター
それがうまくできるかどうかっていうのも活躍の大きなポイントになりますもんね。そこはもうシャイナー選手はクリアして、あとは打つだけ。

小宅世人 アナウンサー
あとはもうバットで結果を残すだけです。シャイナーが起爆剤になるのか、あす12日からカープは、マツダスタジアムでヤクルトと3連戦です。

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