■MLB ジャイアンツ 4x-3 ブルージェイズ(日本時間10日、オラクル・パーク)

ブルージェイズの菊池雄星(33)が敵地でのジャイアンツ戦で今季19度目の登板。7回1/3(100球)を投げ、6安打2失点(自責2)の好投も、今季5勝目ならず。6月12日(ブルワーズ戦)以来、約1か月ぶりの勝利を狙ったが、チームは1点リードの9回に逆転サヨナラ負けを喫した。

前回4日のアストロズ戦では、6回途中2失点の粘投も勝ち星つかず。この日は昨年サイ・ヤング賞のB.スネルとの投げ合いとなり、毎回奪三振のメジャー自己最多13Kをマーク。2桁奪三振は2021年7月24日のアスレチックス戦以来、約3年ぶりの“奪三振ショー”で、5月11日のツインズ戦に次ぐ今季2番目の長いイニングを投げ切った。

立ち上がりは2つの三振を奪うなど3者凡退。さらに2回も前のイニングから4者連続となる空振り三振を奪うパーフェクト投球。3回は2死からヒットを許すが二塁を踏ませず。

だが0-0のまま迎えた4回、先頭のE.ラモスに3球目のストレートを捉えられ、先制アーチを被弾した。5回以降も菊池は安定したピッチング。

打線は0-1のままで迎えた7回、ホーウィッツのフェンス直撃の二塁打で1死二・三塁とすると、続くクレメントが逆転3ランを放って3-1とリード。

7回の菊池は1死一塁から後続を併殺打に打ち取った。8回もマウンドに上がった菊池は先頭のフィッツジェラルドにソロ本塁打を浴び3-2。続く打者を空振り三振に仕留めたところで菊池は降板。勝利投手の権利を持って、2番手のピアソンに託した。

ピアソンは2死一・二塁のピンチを招いたが、最後は空振り三振で1点リードを死守。だが9回はT.リチャーズが2死一・二塁のピンチから1番・T.エストラーダのタイムリーで同点に追いつかれ、菊池の白星が消滅した。さらに2死一・三塁で痛恨のワイルドピッチ。まさかの逆転サヨナラ負けでブルージェイズの連勝は2でストップした。

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