午後6時プレーボール予定の広島 vs. 巨人の試合が行われるマツダスタジアム(広島市)から直前情報です。

伊東平 アナウンサー
今、試合開始に向けてグラウンドのブルーシートがようやくはがされ始めたという状況です(午後4時50分ころ)。まだ雨がぱらついてきているという様子は確認できません。広島カープの選手たちはグラウンドではピッチャー陣が軽くキャッチボールをしたり、外野手がノックを受けたり、そういった練習にとどまりまして、ほとんどの選手たちが屋内練習場での練習ということになりました。

カープは7月9日(火)の敗戦で、ついに首位陥落ということになってしまいました。非常にくやしいです。ただ、大混戦のセ・リーグ。首位・ジャイアンツから4位まで、この中は1ゲーム差しかないんです。つまり、連敗・連勝であっという間に1位もあるし、4位もあるし、という状況なんです。

7月9日(火)広島 vs. 巨人

勝率の差はわずか0.001、首位逆転を狙うジャイアンツを迎え撃つのは、“巨人キラー” 森下暢仁 。3回までパーフェクトに巨人打線を料理すると、そのウラ、“女房” 役の 會澤翼 がヒット。さらに森下も自慢のバットでエラーを誘い、1アウト・3塁・1塁とします。

続く 秋山翔吾 は、犠牲フライ。首位攻防第1ラウンドは、カープが先制します。

しかし、直後の4回、森下は 吉川尚輝 とヘルナンデスに連打を許すと、4番・岡本和真 にスリーランホームランを打たれ、一気に逆転されてしまいます。(広島 1-3 巨人)

それでも逆襲のカープは6回、矢野雅哉 の打球は、その岡本(一塁手)に当たり、ツーベースに。そして、小園海斗 のショートゴロの間にまず1点返します。

さらに7回には今シーズン、初スタメンの 大盛穂 がヒットでチャンスメイクすると、代打・上本崇司 がタイムリーを放ち、同点に追いつきます。(広島 3-3 巨人)

森下は、追加点を与えることなく、107球の力投でマウンドを降ります。

7回 球数107 被安打6 失点3

8回、島内颯太郎 が痛恨の2失点。カープは首位の座を譲ってしまいましたが、きょう(7月10日)はすぐさま首位奪還といきましょう。(広島 3-5 巨人)

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伊東平 アナウンサー
非常にくやしい一戦になりました。ここまで登板数がかなり増えてしまった島内投手ですが、今回の2失点ということで登録抹消となりました。ただ、去年・ことしと本当に大活躍だった島内投手、この穴を新井監督は「誰か1人で埋めるのではなくて、みんなで埋めていくんだ」ということをあらためて言っていました。ここまで中継ぎ陣がしっかりといい働きをしてくれているので、相手の打線の状況を見ながら、8回のマウンドは流動的になるということでした。

今シーズンのカープですが、けが人が出て、誰かがいなくなれば誰かが一生懸命埋める、みんなで埋めるという形で首位争いをしているわけですから、こういったチームの窮地、ぜひチームで乗り切ってほしいというふうに思います。

そんな中、カープ打線、なかなか点が取れていないということで、7月10日、この選手が1軍に上がってきました。ジェイク・シャイナー選手です。ファームの方でそこまで目立った大きな成績を残したわけではないんですけれども、やはり一発長打がある。今、カープ打線に最も必要なものを持っているということで、1軍昇格ということになりました。

新井監督はやっぱり、こう目立った成績を残していないんだけれども一発があるということで、シャイナー選手、環境が変われば、1軍の舞台になれば、もしかしたら打つかもしれないということで、その打撃を非常に楽しみにしていました。

独占取材をすることができたんですが、実はシャイナー選手、お好み焼きはハラペーニョトッピングが好きだそうです。アメリカの食事もちょっと恋しくなってくるころなんだけど、しっかりとこの1軍の舞台で結果を残したいということでした。

1 中 秋山翔吾
2 右 野間峻祥
3 左 上本崇司
4 三 小園海斗
5 捕 石原貴規
6 二 菊池涼介
7 遊 矢野雅哉
8 一 シャイナー
9 投手 九里亜蓮

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