長崎市松山町周辺のスポーツ施設の移転をめぐり、10日、市民団体と被爆者4団体が
市に要望書を提出しました。
「松山陸上競技場を現地で存続させてほしい」と求めています。
長崎市に要望書を提出したのは、市民団体「松山平和運動公園を守る会」と被爆者4団体です。
長崎市松山町のスポーツ施設をめぐっては、県が進める長崎南北幹線道路の整備に伴い、再配置が議論されています。
市の検討委員会は、6月、「市民総合プールを市営陸上競技場がある場所に移す案」と「陸上競技場は移転せず、プールを中部下水処理場跡に配置する案」の2つに絞った報告書を鈴木市長に提出。
市長は「できるだけ早く判断したい」としています。
長崎市営松山平和運動公園を守る会 佐藤悟会長
「松山陸上競技場にとって、現在地存続と移転のどちらが最適か、調査、審理を尽くさないまま結論を急いで出すようなことは絶対避けていただきたい」
市民団体側は「陸上競技場にプールが建設されると、平和を発信し続けてきた平和公園の景観や機能が大きく損なわれる」「市民の憩いの場や部活動の練習の場が奪われる」などとして、陸上競技場の現地での存続を強く求めていて、今後も運動を続けていくとしています。
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