熱戦が続く夏の高校野球・熊本大会、2回戦の模様をお伝えします。

センバツ出場校で第1シードの熊本国府に挑んだ芦北。

国府エース・坂井がノーノ―達成直前の最終回。
芦北「代打の切り札」が打席に。高校3年間の思いが詰まったドラマの行方は。

立ちあがり、芦北のエース正山は熊本国府打線に対し、インコースを効果的に使います。

2者連続三振を奪うなど強気なピッチング。

しかし、2回にエラー絡みで国府が先制すると。

その後もタイムリーに犠牲フライと着実に得点を積み重ねます。

国府のエース坂井は130キロ台中盤のストレートで10個の三振を奪う抜群の安定感。バックもファインプレーで坂井を盛り立て、堅守の国府をアピールします。

そして6対0と国府リードの最終回、藤崎台全体がざわつき始めます。

【西村勇気アナ・実況】
「ここまで8回を投げ切って89球、芦北打線をヒット『0』に抑えています。ノーヒットノーランをかけてさあ9回の表、坂井のピッチングです」

追い込まれた芦北。ノーヒットノーラン阻止へ「うちの代打の切り札」と前島監督が9回の先頭に送り出したのは3年生の迫本でした。

【芦北高校 迫本隼人選手】
「ここで打たなかったら自分の(高校)野球が終わってしまうので、『絶対に塁に出る』という気持ちで頑張りました」

【西村勇気アナ実況】
「いい当たりだ、センター前抜けていった~。芦北はこの試合初ヒット、ピンチヒッター仕事をやってのけました、芦北。9回の表」

土壇場でノーヒットノーランを阻止された国府ですが、このあと坂井から2番手の富永につなぎ後続を断ちます。

6対0で芦北に完封勝ちの熊本国府がベスト16一番乗りを果たしました。

【熊本国府高校 坂井理人投手】
「8回くらいから少しずつ(ノーヒットノーランを)気にする部分があって。『打たれたらどうしよう』って考えてました」

「夏一勝することができて、いい流れで次も迎えられるので、自分の中でも良かったかなと思います」

1回戦では途中交代という悔しさもあった中、3年間の思いを込めたチーム初安打の迫本は…。

【芦北高校 迫本隼人選手】
「打球はあまり見てなくて全力で1塁まで走りました」
「軟式でも硬式でも野球を続けたいなと思います」

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