■プロ野球 DeNA 6×-5 中日(延長11回)(9日・横浜スタジアム)
DeNAは中日にサヨナラ勝利。試合は2回裏、6番・佐野恵太(29)の第4号3ランで先制。さらに4回裏には7番・山本祐大(25)の第2号ソロ本塁打で追加点を奪った。しかし先発・石田裕太郎(22)が6番・板山祐太郎(30)に第2号2ラン本塁打を浴びるなど6回途中3失点。7回表にはリリーフ陣が踏ん張れず同点に追いつかれ5ー5に。同点のまま迎えた延長11回裏、オースティン(32)の第10号となる一打が試合を決めた。7番手で登板した徳山壮磨(25)はプロ初勝利となった。
先発マウンドに上がる石田裕は前回登板となった2日、ヤクルト戦(横浜スタジアム)で5回2失点と試合を作るとプロ入りから負けなしの3連勝を飾った。
その石田の立ち上がりは先頭の岡林勇希(22)に初球を弾き返され左安打に。走者を背負うも2番・田中幹也(23)を二ゴロの併殺打に切って2死を奪った。続く3番・福永裕基(27)を遊ゴロに打ち取り3人で抑えた。
打線はその裏、中日の先発・小笠原慎之介(26)に対し先頭の桑原将志(30)、2番・度会隆輝(21)が左飛に倒れ2死。オースティンは右飛に打ち取られ三者凡退で初回を終えた。
2回裏、この回の先頭、4番・牧秀悟(26)がピッチャー強襲の内野安打で出塁すると続く5番・宮﨑敏郎(35)も左安打で繋ぎ無死一、二塁と好機を作った。迎えた6番・佐野は3球目のストレートをライトスタンドへ。3ラン本塁打を放ち先制に成功した。
中盤に入り4回表、3番・福永に右二塁打、4番・細川成也(25)に四球、さらに5番・カリステ(32)に中安打を放たれ1死満塁とピンチを迎えた。しかし6番・板山を二直、飛び出した一塁走者のカリステをアウトにし無失点に凌いだ。
さらに4回裏には1死走者無しから7番・山本が初球を振り抜きレフトスタンドに飛び込むソロ本塁打に。追加点を奪い4ー0と突き放した。
しかし6回表、3番・福永、4番・細川に連打を浴び1死一、三塁と走者を背負うと5番・カリステに右犠飛を放たれ1点を返された。なおも2死一塁から6番・板山にライトスタンドの飛び込む2ラン本塁打を浴び1点差となった。ここで石田裕はマウンドを降り、2番手・坂本裕哉(26)が登板。7番・龍空(21)を右飛に打ち取り反撃を許さず。
1点リードで6回裏、中日の3番手・藤嶋健人(26)に対し5番・宮﨑が死球、7番・山本が中安打、8番・大和(36)が四球を選ぶなど2死満塁のチャンスを迎えた。打席に入った代打・井上絢登(24)は7球粘った後、四球を選び押し出しで5点目を奪った。
終盤に入った7回表、3番手・ウィック(31)がマウンドに上がるも代打・大島洋平(38)に左二塁打、1死二塁から1番・岡林にセンターへの適時打を放たれ再び1点差となった。続く2番・田中に四球を与え1死一、二塁となおもピンチで4番手・京山将弥(26)がマウンドに上がるも3番・福永にレフトへの適時打を打たれ同点に。
8回裏、中日の5番手・齋藤綱記(27)に対し1死走者無しから7番・山本が中安打を放つと齋藤の暴投の間に二塁へ。8番・大和はショートへの内野安打で繋ぎ1死一、二塁と好機を作るも迎えた代打・伊藤光(35)は空振り三振。1番・桑原は四球を選び満塁とするも続く2番・度会が空振り三振に倒れ勝ち越しならず。
9回表は5番手・森原康平(32)がマウンドに上がると三者凡退に。試合は同点のまま9回裏を終え、延長戦に入った。
10回表は6番手・中川虎大(24)が4番・細川、5番・カリステを空振り三振に。6番・板山を一ゴロに打ち取り無失点に抑えた。
10回裏、中日の7番手・フェリス(31)に対し7番・山本が中安打を放つなど1死二塁とサヨナラの好機も代打・京田陽太(30)は遊直に倒れ得点ならず。
11回表、7番手・徳山が登板。先頭の龍空にライトフェンス直撃の二塁打を放たれると得点圏に走者を背負った。8番・高橋周平(30)の打席でキャッチャー山本が二塁へけん制。タッチアウトの判定となり1死走者無しに。その後も走者を出すも山本が盗塁を刺すなど無失点に抑えた。
11回裏、2死走者無しから3番・オースティンが初球を振り抜くと打球はセンターへ。サヨナラ本塁打となり試合終了。DeNAは延長戦を制し今季2度目のサヨナラ勝利を飾った。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。