■EURO2024 準々決勝 オランダVSトルコ(7日、ドイツ・ベルリン)

2度目の優勝を目指すオランダ(FIFAランク7位)がトルコ(同42位)を2-1で下し、5大会ぶり6度目の準決勝進出を決めた。1点先制されたオランダは後半、ステファン・デフライ(32)のヘディングで同点に追いつくと、オウンゴールで追加点を奪い逆転勝利を飾った。11日の準決勝でイングランド(同5位)と対戦する。

1988年以来36年ぶり2度目の欧州王者を目指すオランダは、グループリーグを1勝1敗1分の3位で通過したが、決勝トーナメント1回戦ではルーマニア(同47位)を3-0で下す快勝で準々決勝に上がってきた。

準々決勝前半、5バックで守りを固めるトルコに、今大会3ゴールのガクポを中心に攻めるオレンジ軍団だが、なかなかチャンスを作れない。逆にトルコに素早いカウンターからの速攻を許し、ゴールを脅かされる場面も。

35分、トルコのコーナーキックをクリアするが、そのボールを拾ったアルダ・ギュレル(19)にゴール前にクロスを入れられる。DF陣が競るが190cmのサメト・アカイディン(30)にヘディングシュートを決められ、1点を先制され前半を折り返す。

後半に入ると、オランダは個人技や精度の高いクロスといった分厚い攻撃でトルコゴールに迫る。さらにワンタッチでボールを繋ぐコンビネーションプレーも出てくるようになり、攻撃のリズムを掴む。

そして迎えた25分、ショートコーナーからメンフィス・デパイ(30)がゴール前にクロスを入れると、フリーのデフライが頭で決めて1-1の同点に追いつく。

勢いに乗るオランダは6分後に、ゴール前右サイドからグラウンダーのクロスに、ガクポが体ごと倒れ込み、2-1と逆転に成功する。このゴールはのちにオウンゴールと判定された。その後、トルコの猛攻をGKバルト・フェルブルッヘン(21)を中心に凌ぎ切ったオランダが5大会ぶり6度目の準決勝進出を決めた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。