■陸上・日本選手権 2日目 男子5000m決勝 (28日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)
パリ五輪の代表選考をかけた最後の戦い、日本選手権。男子5000m決勝で伊藤達彦(26、Honda)が13分13秒56の大会記録で初優勝を果たした。
レースは最初の1000mを2分35秒と日本記録ペースで進んでいく。昨年の覇者で10000m日本記録保持者の塩尻和也(27、富士通)がペースメーカーのすぐ後ろに。その後ろには21年、22年の王者・遠藤日向(25、住友電工)がつづく展開。さらに2000mを5分15秒で通過と早いレース展開に残り4周で遠藤が後退、苦しい表情を見せる。
残り2周をすぎると先頭集団が7人になる。すると東京五輪の10000m代表の伊藤達彦(26、Honda)がラスト600mで抜け出し、残り1周となる。残り200mで伊藤がさらに歯を食いしばりラストスパート。そのまま逃げ切り13分13秒56の大会記録で初優勝した。注目された塩尻は13分38秒32で18位、遠藤は13分52秒78で24位に終わった。
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