■陸上・日本選手権2日目(28日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)
パリ五輪の代表選考を兼ねた日本選手権2日目が行われ、女子100m決勝で君嶋愛梨沙(28、土木管理総合 )が11秒46(‐0.5m)をマークし3連覇を果たした。パリ五輪参加標準記録の11秒07には0秒39秒届かず、今大会でのパリ五輪内定とはならなかった。
予選を全体トップで通過した君嶋はスタートから勢いよく飛び出すと、中盤もスピードに乗り、そのままフィニッシュ。今季自己ベストに0秒01に迫る11秒46をマークした。2019年大会覇者の御家瀬緑(23、住友電工)は11秒64(‐0.5m)で2位だった。
レースを終えた君嶋は「今大会はパリ五輪につながるところだったので、標準記録に及ばず悔しい、こみ上げてくるというか」と悔しさを滲ませたが、「五輪はダメだったかという気持ちもあったけど、3連覇という結果で終えれてよかった」と話した。
今大会は女子200mにも出場する君嶋。「100mでパリ五輪を狙っていたんですけど、200mで標準記録突破を狙いたいです。なかなか200mの標準記録である22秒57は壁は高いけど、最後まで諦めず堂々と楽しんで走り切りたい」と29日から行われる200mへ切り替えた。
【女子200m決勝】
優勝 君嶋愛梨沙 11秒46(‐0.5m)
2位 御家瀬緑 11秒64(‐0.5m)
3位 三浦愛華 11秒68(‐0.5m)
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