■バレーボールネーションズリーグ2024 女子ファイナルラウンド 日本 3-2 ブラジル(日本時間22~23日、タイ・バンコク) 

バレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグ準決勝で、世界ランク1位のブラジルを撃破する大金星を挙げた女子日本代表(世界ランク7位)。セットカウント3‐2(26‐24、20‐25、25‐21、22-25、15-12)で勝利し、大会初となる銀メダル以上を確定させた。試合後「集中力を切らさずに頑張ってくれました」と選手を労った眞鍋政義監督(60)。金メダルを懸けた、世界ランク1位・イタリアとの決勝戦について「(決勝にこられたことは)選手たちも大きな経験になる。勝ってパリオリンピックに行きたい」と語った。

Q.フルセットになると予想していた
眞鍋監督:ブラジルと試合するときは長い試合が多いので、今日は最後、終盤、よく選手たちが集中力を切らさずに頑張ってくれました。

Q.ファイナルセットはどんなことを考えていた
眞鍋監督:ブラジルは点数が開いても連続得点があるので。前半少し開きましたけど、中盤サーブ、ブロックで中盤かなり追い上げられました。最後、終盤にやはり昨年負けた悔しさをやっぱり選手たちがずっと継続してくれましたね。

Q.そういうところの勝負強さを鍛えてきた
眞鍋監督:昨年20点以降の失点が非常に多かったもんですから、選手たちもそれを胸に秘めて練習してましたんで。今日勝ったことで何か吹っ切れた感じがしますね。

Q.解説を務めた荒木絵里香さんからお願いします。

荒木さん:監督おめでとうございます。

眞鍋監督:ありがとうございます。

荒木さん:昨年からずっと言ってたサーブと終盤の戦い方っていうところが素晴らしかったと思うんですけど、そのあたりどういうお考えですか。

眞鍋監督:いやもう選手たちが自主的に。特に終盤はもう古賀を中心に気合が入ってましたからね。私は何も言ってません。

荒木さん:声が少し枯れてるのが心配です。

眞鍋監督:はい、明日頑張ります。

荒木さん:期待してます、頑張ってください。

Q.決勝戦、相手はイタリア
眞鍋監督:そうですね、イタリアは非常に調子が良くて、ブロックがいいチームなんでね。でも3年間で初めてベスト4に入って、またこの決勝までこれたってことはやっぱりこれから選手たちも大きな経験になるんで、ぜひ明日は勝ってパリオリンピックに行きたいですね。そう思います。

Q.オリンピックに繋がる素晴らしい舞台になりそうですね
眞鍋監督:そういうふうにしたいと思ってます。

途中出場もチーム最多21得点の和田由紀子

Q.今どんな気持ち
和田:ずっと勝ててなかった相手なので、本当に素直にすごく嬉しいなと思います。

Q.第1セットの途中から出場もチームで最多得点。今日のプレーを振り返って
和田:もう思いっきりやることしか考えてなかったのでミスの後も、それがずっと継続して、強気で攻めていけたのがよかったかなと思います。

Q.持ち味のバックライトからの攻撃が冴えていたが
和田:自分が入ることで、4B(ライトのバックアタック)の攻撃がいきて、9m幅を広く使えたらいいなと思ってたので、セッターもそこを信じて使ってくれてすごく良かったです。

Q.荒木さんから

荒木さん:和田選手、おめでとうございます。素晴らしい活躍でした。

和田:ありがとうございます。

荒木さん:なかなか出場する機会がない中で、どのような準備を自分の中で意識していたんですか。

和田:外から見る機会があるので、今日の相手の傾向とか、同じポジションの人に伝えながらも自分が入るときには、どういうふうに攻めていこうとか、そういうのが最初外にいる間に冷静に見られる時間があると思うので、そこ意識してます。

荒木さん:素晴らしい活躍でした。

Q.決勝のイタリア戦に向け抱負を
和田:ここまで来たら本当に優勝しかないと思うので、次のオリンピックに繋がるように、もう1回全員で一つになって、誰が出てもしっかり役割を果たせるように全員で勝ちにいきたいと思います。

最後までチームを鼓舞したキャプテン古賀

Q.今どんなお気持ちですか?
古賀:そうですね。私達が勝ち進んでいくために、いつも壁に立ちはだかる対戦相手だったんですけど、今日接戦でしたがしっかり取ることができて、本当にホッとしています。

Q.終盤の大事なところでしっかり点を取ってセットを取り切る場面も
古賀:特に私も終盤のところで集中してやってたんですけど、チームとして組織的なオフェンスができたのが、今日しっかり終盤勝ち切れた要因だと思うのでそこはプラスに捉えています。

Q.第5セット途中のタイムアウトでは笑顔で声をかけている場面も
古賀:特に何か意識して喋っていた訳じゃないんですけど、ちょっと雰囲気を良くしようと思って喋りました。

荒木さん:さりなー、大きな壁を超えました。おめでとう。

古賀:ありがとうございます。

荒木さん:素晴らしかった。本当に勝負どころ、最後の勝ち切るっていうところを課題にチームとしても個人としても頑張ったと思うんですけど、5セット目、苦しいボールが何本も何本も集まる中、どんな気持ちでスパイクを呼んでプレーしていましたか。

古賀:対戦相手は本当に強いチームっていうところを、私たちは本当にリスペクトしていて。そこでしっかりその対戦相手にしっかりオフェンスで決めていくっていうのが、私たちが壁を超えるためにすごい大切なことだっていうのは、私自身が自覚していることなので。そこは本当に攻めようっていう気持ちでスパイクを打ちました。

荒木さん:ありがとう。何か気持ちを・・・今伝えたい本当に素晴らしかった。明日も頑張ってください。

古賀:はい(笑)

Q.明日の決勝戦相手はイタリアですが
古賀:特に今シーズンは対戦もしてないですし、最近もそんなに対戦してなかったので集中してしっかりコンディションを整えて戦っていきたいと思います。

Q.あとひとつで世界一、意気込みを
古賀:本当にそういうチャンスって人生でほとんどないと思うので、明日はしっかり楽しんで試合したいと思います。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。