■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第3週 日本 3ー2 フランス(日本時間22日、フィリピン・マニラ)
世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク4位)は東京五輪金メダルのフランス(同7位)と対戦。先に2セット奪われたが、セットカウント3ー2(17-25、19-25、25-16、25-23、15-10)の大逆転勝利を収めた。大会通算成績を8勝3敗とし、世界ランク3位に浮上した。
スタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、山内晶大(30)、髙橋健太郎(29)、西田有志(24)、大塚達宣(23)、リベロは山本智大(29)が起用された。
ここまで7勝3敗の6位でファイナルラウンド進出を決めた日本は第1セット、平均身長199cmと高さを誇るフランスの攻撃に9-14とリードを許す。石川のスパイクもブロックで止められ、苦しい展開が続く。前日8得点のミドルブロッカー・髙橋健が速攻を立て続けに決め食らいつくが、相手の高い打点からのスパイクを止められず、17-25で第1セットを失ってしまう。
第2セットは互いに点を取り合い10-10の同点に。直後、髙橋健の速攻をブロックされると、日本は4連続失点でフランスにリードを許す。苦しい状況でエースの石川が強烈なバックアタックやスパイクを決め、19-22と3点差に詰め寄るが、追い上げもここまで。最後は途中出場の甲斐優斗(20)が止められ、19-25で第2セットも落とした。
第3セットは序盤から石川が強打を決め、5連続得点。主導権を握ると、髙橋健や大塚の連続ブロックなどで12-4とリードを広げる。さらに山内のブロック、宮浦の角度のあるスパイク、髙橋健の速攻と多彩な攻撃を見せた日本。最後は石川がスパイクを決め、25-16で第3セットを奪い、セットカウントを1-2とした。
第4セットは拮抗した試合が続き22-22と競った展開となった。1点を争う緊迫した好ゲームとなったが、石川がブロックで止め1点の勝ち越しに成功すると、そのまま強打で押しきり25-23で日本が奪い、セットカウント2-2のタイに持ち込んだ。
15点先取の第5セット、3-3の同点から石川が強烈なバックアタックを決めると、その石川がサーブで崩してから髙橋健が押し込む。さらに石川のサービスエースも決まり3連続得点で6-3とリードを広げる。さらに宮浦がサービスエースやバックアタック。さらに石川も強打を決めフランスを突き放し、セットカウント3-2の大逆転勝利を飾った。
今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、8チーム(開催国+上位7チーム)がトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。パリ五輪出場を確定させている日本にとっては、大会の結果がパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本は次戦23日に、世界ランク5位のアメリカと対戦する。
※世界ランキングは試合前
【日本の得点(上位)】
石川 33点
宮浦 19点
山内 6点
髙橋健 6点
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