DeNAは16日、3月にMLBのサンフランシスコ・ジャイアンツを退団した筒香嘉智(32)の入団を発表した。アメリカでの挑戦を続けてきた筒香が、2019年以来5年ぶりに日本球界に復帰し、古巣のユニフォームに袖を通す。背番号は「25」で、18日に会見する。
筒香は2009年ドラフト1位で横浜に入団し、ルーキーイヤーにプロ初本塁打を記録。2014年は114試合に出場、初の打率.300をマークし、2015年から5年間主将を務めた。2016年には44本塁打、110打点で2冠を獲得、2017年に侍ジャパンの4番としてWBCに出場した。
2019年のオフに幼少期からの夢だったメジャー挑戦を表明し、ポスティングシステムを利用してレイズと2年総額1200万ドル(当時約13億円)の契約。移籍後は、ドジャース、パイレーツなどを経て独立リーグも経験した。直近はジャイアンツとマイナー契約を結び招待選手としてキャンプに参加していたが、結果が残せずオプトアウト(契約破棄)の権利を行使。日本時間3月22日付けでジャイアンツを解雇となり、去就が注目されていた。メジャー通算成績は182試合に出場し、557打数110安打、18本塁打、75打点、打率.197。
ここまで巨人など複数球団からのオファーを受け、代理人を通じて交渉を行ってきたが、熟考の末、古巣への復帰を決断。チームへの愛着はもちろん、アメリカ挑戦の際、「日本に戻る時はベイスターズに」と背中を押してくれた球団の想いにも応えたかたちだ。入団が発表されたのは午後2時25分と粋な演出。横浜高校時代の3年間、そしてNPBで10年を過ごした横浜の空に再び「ゴーゴー、ツツゴー」の応援歌が鳴り響く。
■筒香嘉智
1991年11月26日生まれ、和歌山出身 右投左打 「ハマのゴジラ」として注目され横浜高校から2009年ドラフト1位で横浜ベイスターズ(当時)に入団。2010年にプロ初本塁打を記録、2012年には初の二桁本塁打。2016年は44本塁打と110打点で2冠王に。2017年WBCでは4番に座り、3本塁打。2019年オフにポスティングシステムで海を渡りレイズに移籍。今回日本球界に5季ぶりに復帰した。
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