日本野球機構(NPB)は19日、2024年度「日本生命セ・パ交流戦」の表彰選手を発表した。最優秀選手賞には日本ハム・水谷瞬(23)、優秀選手賞にはパ・リーグからソフトバンク・近藤健介(30)、セ・リーグから阪神・才木浩人(25)が選ばれた。
5月28日から開幕した交流戦は楽天が球団創立20年目で初の交流戦優勝を飾った。
最優秀選手賞に輝いた水谷は全18試合のうち16試合で安打を記録。7試合で長打を放つなど計28安打(1位)、3本塁打(5位タイ)、13打点(3位タイ)で打率.438(1位)をマークし、2015年当時西武に所属していた秋山翔吾(36)が持つ打率.432の記録を超える交流戦歴代最高打率を更新。現役ドラフトで日本ハムに移籍後、初の交流戦で驚異的な数字を残し大ブレーク。見事、交流戦首位打者を獲得したことが選考理由となった。
パ・リーグの優秀選手賞に選ばれたソフトバンク・近藤は全18試合に出場、4本塁打(2位タイ)、14打点(1位タイ)をマークし交流戦打点王を獲得した。6月2日に行われた広島との3戦目では2回第1打席にライトスタンドへ先制弾。さらに同点で迎えた延長10回第5打席でまたもライトスタンドに飛び込むサヨナラ2点本塁打を放ち勝利へと導いた。近藤の勝負強い打撃が評価され2年連続での表彰となった。
セ・リーグの優秀選手賞に選ばれた阪神・才木は3試合に登板、トップタイの3勝と投球回24を記録した。6月2日に行われたロッテとの3戦目では今季3度目の完封勝利をマーク。また同月9日の西武との3戦目では8回1死まで無安打無得点に抑える好投で今季7勝目を挙げた。投手陣の柱としてチームをけん引する活躍を見せたことが今回の表彰を手繰り寄せた。
優勝した楽天から最優秀選手、優秀選手共に選出なしとなった今季。2005年から続く交流戦で優勝球団からの選出0は史上初となった。
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