■MLB ロッキーズ 9ー11 ドジャース(日本時間19日、コロラド州デンバー、クアーズ・フィールド)

ドジャースの大谷翔平(29)が19日(日本時間)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場し、5打数2安打(1本塁打)2打点で打率は.316。2試合ぶりの20号でリーグトップタイに並んだ。3試合連続、今季28度目のマルチヒットをマーク。チームは9回に7得点を奪い大逆転で3連勝となった。

前日18日(同)の試合後、ドジャースのD.ロバーツ監督(52)は「翔平がリードオフに円滑に入り込んだのは大きかった」と“1番・DH”に手応えを感じていた。この日も1番に起用された大谷、1回の第1打席、ロッキーズ先発、左腕のA.ゴンバー(30)と対戦。外角中心の攻めにしっかりボールを見極めていったが、フルカウントから外角低めのスライダーを引っ掛けてしまいセカンドゴロに倒れた。

1対6と5点リードされた3回、1死三塁で迎えた第2打席、1球目、内角高めのナックルカーブを強引に引っ張ってファーストゴロ。3塁走者がホームに帰り、3試合連続打点と最低限の仕事をこなした。

そして、2対7と5点ビハインドの6回、先頭で迎えた第3打席、カウント2-0から真ん中低め84マイル(135キロ)のスライダーを完璧にすくい上げると、“確信歩き”を見せた。打球速度は181.8キロ、打球飛距離は今季メジャー最長となる145m、打球角度は30度のアーチ。2試合ぶりの20号で大谷は4年連続5度目の20号到達。ついにリーグトップのブレーブス・M.オズナ(33)に追いついた。

4対8と追い上げムードの7回、2死、一、二塁で第4打席、ロッキーズ2人目、左腕のJ.ピークス(30)と対戦。外角低めの攻めでカウント3-1と打者有利になると94マイル(151キロ)のストレートをコンパクトに捉え、右中間へ。速度180キロの打球をロッキーズのセンターのB.ドイル(26)が背走してダイビングキャッチ。昨季のゴールドグラバーがスーパープレーで大谷のタイムリーを阻止した。

それでも4対9で迎えた9回、1死満塁で代打のJ.ヘイワード(34)がライトポール直撃の満塁ホームランで8対9と1点差に詰め寄った。そして、走者がいなくなったが大谷の第5打席、ロッキーズ4人目V.ボドニック(24)と対戦。ここはレフト前へのヒットで3試合連続、28度目のマルチヒットでチャンスメイク。

続く、2番・Wスミス(29)は見逃しの三振、3番・F.フリーマン(34)は申告敬遠で2死一、二塁で4番・T.ヘルナンデス(31)が起死回生の18号逆転スリーラン。11対9と試合をひっくり返した。

大谷は5打数2安打(1本塁打)2打点で打率は.316。2試合ぶりの20号でリーグトップタイ。3試合連続、今季28度目のマルチヒットをマークした。

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