■バレーボールネーションズリーグ2024 女子予選ラウンド第3週 日本 0-3 アメリカ(16日、福岡・北九州市) 

バレーボールの世界最強国決定戦・ネーションズリーグで女子日本代表(世界ランク7位)はアメリカ(同5位)と対戦し、セットカウント0‐3(15‐25、18‐25、24‐26)のストレート負けを喫した。通算成績を8勝4敗で予選ラウンドを終えた日本は20日(日本時間)からタイのバンコクで行われるファイナルラウンドに臨む。

スタメンは主将・古賀紗理那(28)、セッター・岩崎こよみ(35)、山田二千華 (24)、林琴奈(24)、石川真佑(24)、荒木彩花(22)、リベロは小島満菜美(29)が起用された。

第1セット、日本は東京五輪金メダルのアメリカに4-7とリードを許す。その直後、長いラリーを拾いまくり古賀が強打を決めると、石川のプッシュに岩崎のブロックで4連続得点に成功し、8-7と逆転する。しかし平均身長189cmと相手の高さを生かした攻撃に5連続失点し再びリードされる。さらにクイックやサービスエースなど強打だけでない硬軟織り交ぜたアメリカの攻撃に日本は翻弄され、15-25でこのセットを失う。

第2セット、日本はリベロの小島を中心に好レシーブを連発し、6-6とアメリカに食らいつく。しかし、ブロックやサーブでも崩され4連続得点を許し6-10とリードされてしまう。その後も、平均身長で12cm上回るアメリカの高い打点からのスパイクや速攻でリードを広げられ、18-25で連取されてしまう。

◆世界ランク“5位入り”消滅

第3セットに入ると、途中出場の和田由紀子(22)がスパイクにブロックを決め、ミドルブロッカー・荒木の速攻も成功し、12-9とリードする日本。しかし、アメリカのサービスエースや速攻などで16-16の同点に追いつかれると、そこから連続失点し、17-20と逆転される。その後日本は粘りを見せ、4連続得点などで24-24のデュースにもつれ込む。しかし日本の反撃も及ばず、アメリカの強打に屈し、24-26でこのセットも失い、セットカウント0-3のストレートで敗れた。

6大会連続の五輪出場を決め、今大会予選ラウンドを終えた日本。この試合3-0のストレート勝利ならば、このあと行われる中国戦の結果次第でアメリカを抜き世界ランク5位に浮上となったが、その可能性が消滅した。日本は中国戦の結果にかかわらず世界ランク7位が確定し、パリ五輪1次リーグの組み合わせ抽選(6月19日)で第3ポット(6位~8位)へ。組によっては世界ランク1位~5位の強豪チームと2度対戦する可能性がある。

今大会予選ラウンドは全16チームが12試合を戦い、上位7チーム(+開催国)がファイナルラウンド(トーナメント)に進む。※世界ランキングは試合前時点

【ネーションズリーグ女子予選ラウンド結果】※日程は日本時間

第1週 トルコ・アンタルヤ
■5月16日 日本 3-2 トルコ
■5月16日 日本 3-0 ブルガリア
■5月17日 日本 3ー0 ドイツ
■5月19日 日本 0ー3 ポーランド

第2週 マカオ
■5月28日 日本 2-3 ブラジル
■5月30日 日本 3-0 フランス
■5月31日 日本 3-1 中国
■6月1日  日本 3-1 ドミニカ共和国

第3週 福岡・北九州市
■6月12日 日本 3-0 韓国
■6月13日 日本 2-3 カナダ
■6月15日 日本 3-0 セルビア
■6月16日 日本 0-3 アメリカ

※女子のファイナルラウンドは6月20日~23日にタイ・バンコクで開催

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